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市販ドレッシングから、ゆるっと”オーガニック的”に卒業!

サラダを食べる時、その市販ドレッシングは必要ですか? 単なる思い込みだったり、大量の広告による刷り込みで、習慣にさせられているだけかもしれません。
今回は、市販ドレッシングの中身を知ること、そして、市販ドレッシングからゆるっと”オーガニック的”に卒業する方法をお伝えします。

このコンテンツに興味を持ってくださったということは、市販ドレッシングに対して、
・中身は何でできているのか?
・これって健康によくないかも?
・実はコスパが悪い?

などの疑問や不満を持っているのではありませんか?

私は10年以上前から、ドレッシングは手作りです。
そのきっかけは、化学的に作られた不自然な味が受け付けなくなったこと。そして、皆さんが今思っているような疑問が湧きました。
これからお伝えする内容は、私が”オーガニック的”な目線で市販ドレッシングから卒業するに至った経緯でもあります。

最後までお読みくださり、一つでも参考になると嬉しいです。さらに、ゆるっと”オーガニック的”食生活にシフトしていただけると最高ですね!

1.一般的な市販ドレッシングの恐怖の中身

前回お伝えしたように、商品の中身である原材料は、商品パッケージの裏面に記載されている「一括表示」で確認することができます。

「一括表示」ってなに?という方は、こちらも併せてご覧ください。


市販ドレッシングとオーガニックのドレッシングの「一括表示」の例を出してみます。比べてみましょう。

市販ドレッシングA一括表示210512

市販ドレッシングB一括表示210512

市販ドレッシングC一括表示210512

有機ドレッシングD一括表示210512

皆さんはどのタイプの商品を選んでいますか?
赤ラインを引いた原材料が食品添加物、または、旨みや甘み、コク、トロミなど風味アップために加えられた材料です。

そもそもドレッシングの基本レシピは
・植物油
・酢
・塩

こんなシンプルな材料でいいはずですよね?
今回はイタリアンドレッシングを例に出していますが、【A】についてはオリーブオイルすら使っていません。巧妙に味が作られていて、絶対におすすめしないです。

【B】と【C】、どちらを選ぶか、難しいです。
【B】はトロミと甘みのために「還元水あめ」、【C】はトロミに食品添加物の「キサンタン」を使っています。ただ、【C】のほうがシンプルに作っていて、原材料の質もよいものを使っていると想像できます。
最後は味や食感が好みか、不自然に感じないか、というところになります。

”オーガニック的”な食品選びの第一段階として、【B】や【C】のようなドレッシングを候補として検討してはいかがでしょうか?


2.なぜ、食品添加物などが加えられているのか?

理由は主に4つあります。

①味が薄い野菜をそれなりにおいしく食べられるようにするため
オーガニックではない野菜の多くは、特にカット野菜が顕著ですが、野菜本来の自然な旨みや甘みはほとんど感じられません。
どうにかサラダとして食べられるようにするため味を補っている。


②脳がすぐにおいしいと感じる刺激的な味にするため
「野菜の味をおいしくいただく」ではなく、ドレッシングの味によって脳がすぐにおいしいと感じる味、刺激的でクセになる味を作っています。
皆さんがいろいろな種類の野菜を盛り付けて、手の込んだサラダを作ったとしても、市販ドレッシングをかけてしまうと、そのドレッシングの味しかしない、ということに陥っていませんか?


③販売価格から原価を設定し、原材料を選定しているから
メーカー側のマーケティング的戦略により商品の販売価格を決めた場合、設定した原価内に原材料の費用を収めることが商品開発の重要課題です。
味や風味がよく質が高い植物油や酢、塩などの材料を使いたくても、原価を逼迫する場合は代替品にしたり、価格が安く使い勝手がよい食品添加物などを駆使して味と価格を調整します。


④常温での賞味期限を長く、開封後も長期保存に耐えるようにするため
これは言わずもがなですが、簡単で便利に使える商品であり、一般的な流通に載せてスーパーなどの棚に置く場合は、この条件はある程度は仕方がないでしょう。


3.オーガニックでも解決できないこと

下の表の原材料の最後にある「酵母エキス」という旨み成分は、法律上は食品添加物ではなく、食品扱いになるためオーガニック食品に配合することができます

有機ドレッシングE一括表示210512

酵母エキスは、それぞれの立場で良い悪いが語られていますが、私は化学的に作られた不自然な味を口に入れたくないですし、私が考える”オーガニック的”食生活にはそぐわないので、この原材料が入った食品は買いません。

オーガニックといえども、こうゆうことが起こります。一括表示は必ず確認しましょう。


4.手作りのススメ、ドレッシングの材料はオーガニックでほぼ揃えられる

このコンテンツを書くにあたり、久しぶりにスーパーの棚に並んでいるドレッシングを片っ端から確認してみました。
40種類以上ある中で、オーガニックのドレッシングは一つも見当たらず、原材料がシンプルで私でも買えそうな商品は2品しかありませんでした。
皆さんが普段のスーパーで見つけるのは困難かもしれないです。それに、味が好みじゃなかったらと思うと、なかなか買えないですよね。

やはりドレッシングは手作りをおすすめしたい!

なぜなら、ドレッシングのメインの材料であるオイルと酢は、スーパーでもオーガニック商品を買うことができるからです。

|まずは、これらを準備| 
✓オーガニックオリーブオイル
✓オーガニック果実酢(ワインビネガー、りんご酢、バルサミコ酢など)
✓岩塩、またはミネラル豊富な塩

*穀物酢など酸味が強い酢を使うと、砂糖などの甘み、旨みや塩分を足したくなります。果実酢は酢自体に旨みや甘みがありますので、余計な材料を加えたり、手間をかけずに済みます。

◎基本レシピ 
オイル:酢=1:1/2~1で混ぜ合わせるだけ。
酢の割合、塩の量はお好みで調整してください。

◎お好みでプラス
✓レモンなどの柑橘果汁
✓コショウ
✓醤油
✓マスタード
✓生姜やにんにくなどの薬味
✓ごま
✓ハーブ
✓ハチミツ、メープルシロップなど甘味

これらもほぼオーガニックで揃えることができますし、皆さんのキッチンにもありますよね?

いろいろな料理サイトで手作りドレッシングのレシピが公開されています。それらを参考しながら、自分好みの味を作ってはいかがでしょうか?
日々の食卓に実験的要素を加えていくのも、”オーガニック的”食生活の醍醐味でもあります。

◎野菜もオーガニックを選んで欲しい!
難しい場合は旬の野菜を選んでみてください。
旨み、甘みなど野菜本来の味を感じられれば、ドレッシングに刺激的な味が必要ないと実感するはずです。
そして、淡い味を堪能できるように味覚も成長させることができます。

また、市販ドレッシングを買わないことで、冷蔵庫のスペースも空きますし、余って捨てるなんてコスパが悪いことも解決!

「オーガニック的食生活をおすすめする21の理由」でもお伝えしましたが、食生活がどんどんシンプルになり、無駄が減るのもオーガニックのメリットです。
こちらも併せてお読みください。

今回は長文になってしまいました。最後までお読みくださりありがとうございます!
ドレッシングについては、別の視点でも語りたいことがありますので、また機会を作ってお伝えしたいと考えています。


オーガニック的食生活の具体的なビジュアルを見たい方は、私のインスタグラムもご参考になさってくださいね。

https://www.instagram.com/kanonhappyhealth123/


「スキ!」で今日のラッキーフードをお届けしています!


noteはオーガニック的にゆるゆると更新していきます。
また、ここでお会いしましょう。

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