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「オーガニック認証マーク」が付いた食品を選んだほうがよい?

オーガニック的食生活を始めるにあたり、日本のオーガニック認証マークである「有機JASマーク」が貼付されている食品を選んだほうがよい? についてお伝えします。

こちらのコンテンツをご覧の方は、オーガニックに限らず、ナチュラル志向だったり、無添加やヘルシーな食事をしたいと考えている方が多いでしょう。そして、その目的に合った食品を選んでいることと思います。

そんな皆さんに聞いてみたいのですが、オーガニック認証マークである「有機JASマーク(ゆうきじゃすまーく)」が貼付されている食品を意識して選んでいる、という方はいらっしゃいますか?

このマークです!

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「はい、意識して選んでいます」という方は、オーガニックのことを理解されていますから、ここから先の情報はもうご存じかもしれませんね。
お時間ありましたら、復習も兼ねて最後までお読みいただけると幸いです。

「マークを始めて見た」
「オーガニックってマークがあるの?」
「マークがないとオーガニックじゃないの? 」


など、???で頭がいっぱいになってしまった方、初めてこのような情報に触れる方向けに、

1.オーガニックってなに? オーガニックの本来の目的とは
2.「有機JASマーク」は法律をクリアしないと貼付できない
3.私たちの健康のために、マーク貼付の食品を選ぶメリット


の3点についてお話させていただきます。
マークや法律なんて堅苦しい、小難しいと思われるかもしれませんが、このような基本的な知識を押さえておくと、のちのちは「ゆるっと」できますので、ぜひ最後までお読みくださいね。

1.オーガニックってなに? オーガニックの本来の目的とは


「有機」と同じ意味。英語では「Organic」と表記されます。
太陽、水、土地などの自然の恵みや生物の多様性を生産や栽培に活かした農産物、およびその加工食品を指します。

化学物質である農薬、化学肥料を使用する現代の慣行農業や食品添加物を多用する加工食品の製造に対して、環境への負担を軽減し、配慮することができます。

国際社会では、IFOAM( 国際有機農業運動連盟)がオーガニックの4つの原則として「生態系」「健康」「公正」「配慮」を掲げています。

オーガニックの本来の目的は、環境問題を解決することが第一
その結果として生まれた健全な食物連鎖や安全性の高い食品が、私たちの健康維持にもつながります。

2.法律の基準をクリアしないと、「オーガニック」と名乗れない、「有機JASマーク」は貼付できない


日本では、農産物や加工食品に「オーガニック」「有機」という言葉を表示したり、オーガニックの認証マークである「有機JASマーク」の貼付が許されるのは、「有機JAS規格」という法律の基準をクリアしたもののみ。

勝手に名乗ることはできません。
この法律には、オーガニックの本来の目的を達成するためのルールが定められています。

◎おおよそ下記のような内容です。
|農作物の場合|
①農場は2~3年以上前から、禁止された農薬、化学肥料などを使用しない
②栽培中はもちろん、収穫後の保管や輸送においても、禁止された農薬などに汚染されない
③近隣の農場から禁止された農薬などが入り込まないようにする
④遺伝子組み換え技術を使わない

|加工食品の場合|
オーガニックとして認証された農産物、畜産物、加工食品を95%以上使用し、食品添加物はやむを得ない場合を除き、極力使用しない。


◎法律に則っていることを検査し、証明するのは農林水産省に登録されている第三者機関です。
オーガニック検査員が農場や工場、メーカーなどの現地に赴き、何百もあるチェック項目を検査しています。
検査は毎年実施され、一年ごとの更新になります。

*よく見かける、天然や無農薬、化学肥料不使用、無添加などの表示は、生産者やメーカーによる自己申告です


◎「有機JASマーク」を貼付するには、手間暇、年月、費用がかかっています。

ここまでお伝えしてきた膨大な手間暇に加えて、費用もかかります。
例えば、隣接する農場で農薬を使用していれば、オーガニックの農産物として認められるのは難しいため、広い農場を求めざるを得なくなります。
加工食品では、オーガニック専用の工場や倉庫を新設するという話も聞いたことがあります。
事業そのものに余裕がないと実現するのが難しいのです。
ここまでして「有機JASマーク」を取得するのは、高い志があってこそです。

3.私たちの健康のために、マーク貼付の食品を選ぶメリット


◎一番のメリットは、原材料や化学物質が「見える化」されていること。

農産物は、除草剤などの農薬や化学肥料はやむを得ない場合を除き、極力使用せず、加工食品も使用できる食品添加物は限定されています。
これだけでもすごいメリットです。
そして、いずれも情報公開がされていますので、「見える化」されているということです。

一般的な加工食品では、商品パッケージの裏面に原材料などが表記されていますが、着色料や増粘剤などの言い回しができるため、成分を特定することができないものもあります。

◎「見える化」されていれば、体調不良の原因も特定可能です。
「有機JASマーク」は食の安全を100%保障しているわけではありませんが、
✓アレルギーが心配な方
✓化学物質に過敏な方
✓体調が不安定な方
は、健康トラブルがあった場合、どの成分が原因になっているかを調べることができますし、特定できれば避けることもできます。

できるだけ安全な農産物、食品添加物を減らしたい方にも、「見える化」されているメリットは大きいでしょう。
世の中には化学物質を駆使した化学合成品のような食品が溢れていますので、私たちが見る目を養う必要があります。



「有機JASマーク」が貼付された食品は、まだまだ数が少なく、日々の食生活をすべてをオーガニックにすることは難しいのが現状です。
今、自己流で食品を選んでいましたら、このような法律やマークの条件などが少しわかると、
今後、マークが貼付されていない食品を選ぶときに、同じようなルールを適用して、自分なりに取捨選択ができるようになります。

それが「ゆるっと」であり、「オーガニック的」な食生活につながります。




★「『オーガニック的食生活』をおすすめする21の理由」も、よろしければお読みください!

★「ゆるっとオーガニック的食生活」の具体的なビジュアルを見たい方は、私のインスタグラムもご参考に。

https://www.instagram.com/kanonhappyhealth123/

最後までお読みいただいたお礼として、
「スキ!」で今日のラッキーフードをお届けしています!

noteはオーガニック的にゆるゆると更新していきます。
また、ここでお会いしましょう。

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