見出し画像

スーパーで使える”オーガニック的”食品の選び方

自然食品店やオーガニック専門店、通販を利用せずとも、普段使いのスーパーで”オーガニック的”な食品を選ぶ方法をお伝えします。

前の回で「オーガニック認証マーク」について簡単にご紹介しました。スーパーなどの店舗でマークが付いている商品を探されましたか?

できるだけオーガニックの食品を、と思っていても、「オーガニック認証マーク」である「有機JASマーク」が付いている商品が身近なお店で売っていないことがあります。
そこで、わざわざ専門店に行ったり、通販を利用するのは面倒、そこまでオーガニックにこだわっていない、と
モチベーションを下げてしまっていませんか?

とっても、もったいないです!
そうゆう方にこそ知っていただきたい、「オーガニック認証マーク」は付いていないけど、”オーガニック的”な加工食品を選ぶための商品パッケージの見方について3点お話させていただきます。

1.商品の中身は、商品パッケージにおおよそ書いてある
2.見る必要はない!商品の顔、棚から見えるパッケージの表側は広告
3.ココで選ぶ!商品パッケージの裏側にある「一括表示」

”オーガニック的”な加工食品というのは、「オーガニック認証マーク」の条件の一つである、食品添加物を極力しない食品のことを指しています。

「オーガニック認証マーク」ってなに?という方はこちらも併せてお読みください。


1.商品の中身は、パッケージにおおよそ書いてある


◎食品の商品パッケージに表記されている文字、写真やイラストなどの画像は、法律による縛りがある


商品パッケージは、商品の情報を正しく適切に伝えるという重要な役割があります。
中身が何か、どのような特徴があるか、原材料や食物アレルギーについて、食べ方、保存方法に至るまで消費者にとって必要な情報が、法律のルールに則って記載されています。

文字、写真やイラストなどの画像、すべてにおいて法律による縛りがあり、虚偽は許されません。
ただし、
◎オーガニック食品の場合:農林水産省の第三者機関が商品パッケージの記載内容を検査し、承認している
◎一般的な食品の場合:メーカーや製造元の自己申告による情報で制作し、社内チェックをしている

という違いがあり、一般的な食品について、自己申告や社内チェックって信用できるの?と心配になる方もいるかもしれませんが、そこはあまり神経質にならなくても大丈夫です。

◎違反すると倒産に追い込まれるほど罰則が重い。国や行政によってパトロールが実施され、抜き打ち検査がある

法律違反が見つかると、一億円以下の罰金、一斉回収などの罰がありますので、そこまでのリスクを冒すメーカーはほとんどないと思われます。というか信じたい・・・。

大手メーカーは、法務を始めとして何重にも社内チェックをし、世の中に出しています。小さなメーカーでも、行政の相談機関を利用しながら制作しているところもあり、故意でなくても虚偽やミスが許されないのが商品パッケージです。


2.見る必要はない!商品の顔、棚から見えるパッケージの表側は広告


私たちのようなオーガニック的食生活をしたい人にとっては、棚から見える商品パッケージの表側は、見る必要がない部分です。私はほとんど見ていません。

表側はメーカー側の都合のよい情報、ブランディングやマーケテイング戦略が駆使されたスペースであり、「どうやったら売れるか」という広告的役割を担っています。

マーケティング戦略のもとで魅惑的に仕上げられたパッケージデザインが並ぶ中から、理性的に自分の健康にリスクが少ない健全な食品を選べるか、これにすべてがかかっているといっても大げさではありません。

3.ココで選ぶ!商品パッケージの裏側にある「一括表示」


棚から商品を取り出し、裏側を見てみましょう。
そこに今回のテーマである”オーガニック的”な加工商品選びに必要な情報が記載されています。

「一括表示」といわれる枠で囲まれた部分です。今回は醤油を例に出していますが、このような情報を見たことはありませんか? 

一般一括表示画像210427

ここで確認するのは上から2段目の「原材料名」
3つのタイプの醤油について、原材料の中身を比べてみます。

■「オーガニック認証マーク」が付いた醤油
■一般的な「無添加」醤油
■一般的な醤油

こいくちしょうゆ一括表示画像210427

一番上の有機醤油が見つからなかった場合、
次の選択肢は「一般的な無添加の醤油A」、これをおすすめします!

3番目の「一般的な醤油B」は、/の後ろに「アルコール」と記載があり、これが食品添加物です。
例え、商品パッケージの表側に「旨みたっぷり」「生」「職人技」「昔ながらの醸造法」「香り高く芳醇な」などなど、魅惑的なコピーが書いてあっても、私はBのような商品は絶対に選びません。
理性的に考えれば、そもそも醤油は大豆、小麦、塩を発酵、熟成させた調味料。アルコールは不要なはずです

このようにして、一つ一つ情報を確認しながら、不要な食品添加物を排除していくことが”オーガニック的”食生活につながります。

毎日の食事のため、忙しいなか買い物をされていること思います。いちいち商品パッケージの情報を確認するなんて、時間もないし面倒と感じるかもしれません。
自分の健康を守るため、少しでも安心できる食品を選ぶために、一度の買い物で一つの商品だけでもいいので、ちょっと立ち止まって、まじまじと見てみませんか?

最後に余談になります。
皆さんのようにオーガニック的な食生活をしたいと考えている方々が、このような視点で商品を選ぶようになると、スーパーなどの流通側が、さらには商品を作っているメーカーも変わらざるを得なくなります。
オーガニックやそれに近い食品が、当たり前に棚に並ぶ日がくるのを願っています。

オーガニック的食生活の具体的なビジュアルを見たい方は、私のインスタグラムもご参考になさってくださいね。

https://www.instagram.com/kanonhappyhealth123/


noteはオーガニック的にゆるゆると更新していきます。
また、ここでお会いしましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?