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8月31日(月)本日の東京市場は、米株高を支えに買い先行も、国内政治の不透明感から上値は限定的か。

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■8月31日 本日の見出し
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米国株式市場の堅調推移を支えに買い先行。
国内政治の不透明感から戻り売りに注意。

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■本日の日本株概況
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おはようございます、アナリストのKanonです。

前週末の日本株市場は、
安倍首相の辞任が伝わったことで急落。

ただ、先週末の米国株式市場が堅調に推移したことや、
首相が誰になったとしても、
金融緩和策は持続されるであろうという見通しもあり、
本日は買い戻しが先行する展開となりそうです。

しかし、上値では戻り売りが重しになると見られますから
寄りついたところですぐに買いに走るのではなく、
戻り売りの重さを確認してから買いに入るのが得策でしょう。

また、スケジュール面では、自民党総裁選の投開票は9月14日、
17日に臨時国会にて新首相選出となる方向だと伝わっています。

9月11日のメジャーSQ、15-16日の米FOMCなど
市場イベントとも重なる時期ですから、
9月中旬にかけては相場が波乱含む可能性もあるでしょう。

先週末に急落したところから
トレンドを戻せない銘柄については、
今週中に一旦整理を考えるのも手だと見てます。

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■前日の海外概況
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『ダウ工業株30種平均』

28日の米株式市場でダウ工業株30種平均は、
前日比161ドル60セント高の2万8,653ドル87セントと続伸。

米連邦準備理事会(FRB)のゼロ金利政策の長期化を背景に、
株式市場への資金流入が続くとの思惑から
半導体など景気敏感株を中心に買いが優勢となりました。

半導体関連株が指数を押し上げ、
ナスダック総合株価指数は反発しています。

『為替』

28日のNY外国為替市場で円相場は、1ドル=105円30銭~40銭と円高に傾倒。

安倍首相の辞任表明を受けて、
日銀の大規模な金融緩和策の持続性に対する
不透明感が意識されています。

『日経平均先物』

28日のシカゴ日経平均先物9月物は前日比280円安の2万2,935円と続落。

安倍晋三首相の辞任表明を受け、売りが優勢です。

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■主要指数
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『海外』

・NYダウ:28,653.87 (+161.60)

・ナスダック:11,695.633 (+70.296)

・S&P500:3,508.01(+23.46)

・為替 ドル円:105.55-105.56(+0.51)

『国内』

・日経平均株価:22,882.65(-326.21円)

・TOPIX:1,604.87(-11.02)

・日経ジャスダック平均株価:3,478.19(-59.80)

・東証マザーズ指数:1,081.57(-52.85)

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■本日の予定
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『国内』

7月商業動態統計(8:50)
7月鉱工業生産(8:50)

『海外』

中国8月製造業PMI(10:00)
休場:英国

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■本日決算発表
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菱洋エレク、トリケミカル、内田洋、パイオラックス、
日工営、オリバー、マクロミル、イトーキ、
東和フード、日精蝋、サンリツ

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■本日の注目銘柄
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・【7912】大日本印刷

「顧客企業による電子商取引(EC)サイトの
立ち上げを支援する事業を始める」と伝わる。

※こちらはアナリスト注目の銘柄で
推奨ではありません。

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