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お金がジャブジャブ!?今さら聞けない「バブル景気」とは?

こんばんは、アナリストのKanonです。

直近ではコロナショックの後から強烈な上昇トレンドを継続し、
スーパー流動性バブル」なんて言われておりましたが、

この「バブル」が起きるとどうなるのか?
ということについて今回は記事にしたいと思います。

まず、バブルが起きるとお金が生まれる

というのは住宅バブルITバブルなど
過去世界各地で起きたバブルが証明してくれています。

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わたし達が「バブル」と聞いて真っ先に浮かぶのは
やはり高度経済成長期以来の好景気である1980年代に起こった
「バブル景気」ではないでしょうか。

わたしはまだ生まれてもいない頃のお話ですが、
日本のバブルは学校でも習いましたね。

今でこそ日経平均株価は22,000円から24,000円のレンジを推移していますが、当時の日経平均株価はなんと史上最高値の38,915円を記録。

昨今の株式市場で投資を行う身としては二度と見ることができない高値だと思っています。
仮にもし今からこの高値を付けるようであれば世の中は億万長者で溢れそうですね・・・!

なぜここまで日経平均株価が上昇したかと言いますと、1985年当時、アメリカの呼びかけで開かれたG5で、ドル高是正の施策として各国が合意した「プラザ合意」をきっかけに、想定を上回る急速な円高が進行しました。

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その為日本は円高不況になってしまい、日銀は低金利政策を徹底して取りますが、この結果として膨大なお金の余りが出始めたんですね。

そしてバブルに突入します。

高級車や高級マンションが飛ぶように売れ、高級リゾートは常に満員、近場移動でもタクシーが当たり前、プレゼントもハイブランドが定番になっていたとか、、、

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そして余った資金は株式市場や不動産市場にも流れ、資産価値の上昇に繋がったというわけですね。

資産価値の上昇自体は決して悪いことではないのですが、ここで問題なのは日本経済の実力を超えて価値が上昇し続けてしまったということです。

なぜそれが問題なのかというと、個別株でも同じことが言えますが、PERやPBRを見た時にあきらかに企業の実力を超えて買われているような割高の銘柄は悪材料や材料出尽くしなどのきっかけで暴落を引き起こしたりします。

経済にはサイクルがありますので一生上がり続けるという事はまずありません。

そう、バブルの崩壊が訪れるわけですね。

日銀は低金利政策をやめて利上げに転じ、政府も不動産向け融資を規制しました。こうした措置に加え急激に上がりすぎた反動もあり、株価も地価も長い低迷期に入ります。

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最高値38,915円を付けた日経平均株価は一転して急落が始まり、後に「失われた20年」と呼ばれるほど景気回復に時間が掛かるほどの後遺症を残しました、、、

バブル景気の始まりから終わりを簡潔に記事にしてみましたが、わたしがとても共感する著名な投資家ジョン・テンプルトンの言葉で

「強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」

という有名な相場格言があります。

バブルが起きた時は素直に乗った方が良いですが、調子が良いからと胡坐をかいてしまうのではなく、明日には崩壊するかもしれないという警戒を常に持つ精神が大事ということですね。

バブル景気から学ぶ教訓として、

・経済には上下のサイクルがある
・人々が幸福を感じ始めたころに突然終焉は来る

上がり始めるとついつい調子に乗って欲を出してしまうのが人間ですので、冷静な判断で相場と向き合えるようにこの2つは頭の片隅にでも入れておいて頂ければと思います。

とは言え、日経平均3倍の上昇は素直にうらやましいのでもう一回、バブル来ませんかね・・・?笑

それではここまでお読みいただきありがとうございました。

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