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トラペジウム 見た後の感想

トラペジウムみてきました。
明るい展開に向かうはずが一転!突然ぐっちゃぐちゃに破滅してしまう話が好きな捻くれ野郎の感想です。


見ようと思ったきっかけ

もともと筆者はアニメ映画鑑賞を趣味にしているため、上映前に流れてくるCM時間も目に入ることになる。その中にトラペジウムの舌打ち予告(下記40秒あたり)がずっと気になっていた。どうもこれは普通のアイドルアニメじゃなさそうだと。

とはいえ、それでも若干見るか決めかねていたところ、先日公開直前PVがあがってきた。

舌打ちで留まらないただならぬ雰囲気が伝わってきており、完全に視聴欲が上がった。あとこの黄色の子が気になってきた!


感想ずらずらと。

さて以降は、視聴後に自分の気持ちをずらずら書きなぐったメモとなる。なるべく体裁工夫すべきところだろうが、記憶の新しいうちに早めに投稿したい欲が強いため、ひたすら思い出せるものをひたすら記載する。
(以降ネタバレ注意)

・まず主人公。東の性格は正直好き!毒々しい。

・序盤シーン。アイドル集め(プロデュース活動)の端々で指を曲げる描写が好き。人をモノかなにかとしてか見てない!その狂人具合がよかった。そのほか東西南北というテーマを最初から決めていたようで努力家としての一面もあり、好印象。(ただ、そこまでするのはなぜ・・・?)

・登山の活動で東が味噌汁を捨てるシーン。ストレスのはけ口方法そうなるんだ!?と思った。個人的にこの映画で一番インパクトがあったシーン。アニメキャラが「水〇って辛いよな」というワードを発すること自体やばいと思った。

・それにしても真司くんのポジションいいなあ!アイドル活動に密接には関与せず、あくまで協力関係って美味しいよね。作中で唯一東の本音を聞き出せた人物になるのかな。そんな重要ポジと思われたのもつかの間、中盤以降でお互いの夢を叶えるために別れたのは非常惜しい。

・けろりらさんの画を発見する楽しみもあった。劇場版コナンでいう青山作画を探す感じ。記憶ではライブシーン前後あたりしか見つけられなかったので2回目見る機会があればよく探してみたい。

・直前PV見た感じアイドルものとして認識していなかったので、ライブシーンがあったのが意外だった。3Dライブパートについては、特に通でもないので、良し悪しは分からない。が、歌は良かったと思う。衣装でいえば、東が一番かわいく見えた。

・中盤以降の事務所活動以降、メンバーの調子不良状態なのに脇目もふらず東一人が突走った結果、メンバー崩壊していく様は「起承転結」でいう「転」のところにあたる。序盤の行き当たりばったりのメンバーの集め方で果たして大丈夫なのかなという疑問に対する答えがここにあった。ゼロになるのではなく、マイナスになる訳なので、ここはまあまあ辛いシーン。

・終盤。ばらばらになったメンバーがCD持ち寄って集まるシーン。いい。友達としてちゃんと思ってくれてたのに感動した。
だってばらばらの原因を作った人間にもう1回会うんだぜ?
くるみちゃんもあそこからよく立ち直ったなと・・・。自分だったら立ち直れないし会わない。ここで「起」で長めの序盤パートが効いてきたのだと思う。くるみちゃん曰く、東は初めての友達だったわけだし、その培った思い出がくるみちゃんのアイドル活動のトラウマを克服させたんじゃないかなと。

・結果的には8年後もちゃんと集合できた、というのもよい。それぞれの夢をちゃんと叶えたんだな。曲がりなりにもあの文化祭の写真通りの夢になったんやなーと、しみじみ感じつつ上映終了。

・しかしながら、よくあの「転」の破滅具合を綺麗にまとめられたもんだとめちゃくちゃ感心した。すごいの一言。ただ「結」の部分は正直、評価割れそう。

・印象に残る演出だと、見晴らし広場の風見鶏だったり、犬の散歩中の見物人のあたりが好きだった。

その他気になってところ。

・爺さん3人衆の両隣の声合わなくない?
→調べたら原作者だった模様。そこは、キャスティング変えるか、婆さんに変更するとかできなかったのかなあ。ここは違和感しかなかったので明確な残念ポイント。

・主人公以外の視点切り替え描写がないので、他の東西南北メンバーの心情を語るシーンはなかった。ちょっと惜しい。90分は短い。仕方ないけども。あと至極どうでもいいが今作のビジュアル的にはくるみちゃんが一番可愛い。好き。

・東西南北メンバーの親たちは、東の母親くらいしか出てこなかったけど、他の家族もよくアイドル活動OKしてくれたなー、と思った。理解されているのか、放任主義なのか分からないけど・・・。そこは話の筋からずれるので、忘れることにする。

・東の通う高校の同クラの嫌味なやつらのパート。あの娘ら2回も出番があるが、あのシーンの重要性が私にはわからなかった。交友関係もなさそうだし。その割りにはあの娘ら、印象が強いから困ったもんで。。もともと東は学校では目立たない存在だったのに、急にアイドルで人気が出たもんだから、あの娘らが突っかかってくるようになった?という推測で無理やり自分に納得させた。でも敢えて挿し込むシーンではない気がするが意味を知りたい。ここは原作読んでよく理解を深めたいところ。

総括

見て良かったと思う。原作を買うくらいには満足度高かった。
ストーリーのオチまでキレイだったので、もう1回くらいみてもありだろう。
アニメ映画でOPもあるのも新鮮で、「なんもない」は今ヘビロテ中。
いい曲。
ちなみに、正直言うと予告編での舌打ちシーンがなかったらスルーしてたと思うが、見事に評価をひっくり返した。
改めてホント見てよかったと思う。
もし、原作を読み終わって書きたくなったら別記事か追記したいと思う。

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