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逝く父を見届ける

昨年、私の父が他界しました。
時が過ぎ「ロスト」から立ち直り
その時のことをやっと語れるようになりましたので
お伝えできたらと思います。

実は、今回私は自ら父を浄霊しました。
父は老衰で肺炎で亡くなりましたが
危篤になってから1日も経たずに亡くなりました。
亡くなった後も全く家で気配を感じることが
ありませんでした。
通常、亡くなった時に魂は家族のもとに戻ってくることが
多く、家に気配を感じるとかあるのですが
まったく家に戻ってきている気配もなく
どこにいるのだろうか?と気になっていました。
母と兄と父が亡くなった病院の前を車で通った時に
その病院で気配を感じました。
霊視(リーディング)をすると
父は、亡くなったことに気づかず
病院の地下室にあった安置所のところで
彷徨っていました。
父はどうやら母を探していて
「お母さんはどこに行ったんだ」と。
父にもう亡くなったのだと伝えましたが
なかなか本人はそのことを理解しようとしませんでした。
それでもお母さんが来るのずっと待ち続けていました。
再三、あの世に行くように促しましたが
この世への未練なのか、
母と引き離されることが嫌だったのか
決して離れようとはしませんでした。
この状況下でどうしたらいいのか?
自分の家族ということもあり
いろんな感情が錯綜して
どう対処したらいいのか、判断ができずにいました。
知人の霊能者の先生に相談し結果、
49日前ではありますが浄霊することになりました。
(今回は異例で49日法事前に浄霊しましたが、
通常は49日後に浄霊します。)
亡くなった魂は49日をかけてあの世に上がってきます。
49日で成仏できない魂ももちろんいます。
私の霊視での経験上では、この世に未練や思いが残っている場合は
なかなか成仏できずにこの世に留まって
ずっと家族のそばを離れようとしなかったり
この世を彷徨い続けたりしていることもあります。

特に亡くなった家族が成仏してないと
生きている家族はエネルギー的にとても影響を受けます。
精神的、肉体的にも苦しい状況が続き
ずっと深い悲しみ、悲嘆を持ち続けて
通常の生活、仕事などをすることが困難になったりもします。
その状態が続き、生きる希望そのものを失う方もいます。
そのため、成仏してない魂の場合は
浄霊する必要があります。
そうすることで生きている家族が
エネルギー的に解放されていきます。

私は今まで亡くなった方のご家族のグリーフケアを行い
亡くなったたくさんの魂を浄霊してきましたが
実際、自分の身内が死を向かえたときに
なかなかその現実を見ることができませんでした。

もっと生きてほしかった。
もっとこうしてあげたかった。
悔いが残っていましたが
自分を内観しその思いを浄化していくことで
最後は、悔いが父への感謝に変わっていきました。

宿命というものがあり
死は宿命によって決められているものでもあります。
誰でもいつかは愛する人の死と向き合い
それの現実を受け入れないといけない時がきます。
もちろん、すぐに受け入れることはできないですし
気持ちの整理には時間がかかるものだと思います。

ただ、悲しみに中に居続けることではなく
少しずつでも前を向いていくことで必ず乗り越えられます。
私自身は、鑑定、セッションをする立場なので
すぐに立ち直る必要がありましたが
なかなかすぐには立ち直ることができず
それなりに時間がかかりました。
それもそのはずです。
すぐに簡単に立ち直ろうとすることはできないのです。
前に進もうとしても進めない
自分の無力さえも感じていました。
でも、これも生きていくために必要な体験なのです。

愛する人を亡くしたことで
悲嘆、喪失感といった感情が出てきます。
人生で体験していく必要があるからその感情があります。

この「ロスト」の体験から
何を学ぶ必要があるかを知ることが大切です。
そして、自分の中でその学びを完了していくことです。
人生はつくづく学びの連続なのだと思います。

父の死を通じて
人生を全うするということがこういうことなのだと
いうことを学び、そして家族にへの思いの深さを
改めて実感しました。

父の娘として生まれてよかった。
そして今まで、私のことをサポートし見守ってくれて
本当にありがとう。
ただ、感謝の言葉しかありません。

ミディアムヒーラーとしての役割をここでも
果たすことができました。

穏やかに旅立っていく父を無事に見届けられました。
素晴らしい最後でした。

この時期のお彼岸に合わせて
「ソウルメッセージ」のセッションを実施中です。

自分の「ロスト」の体験も糧として
より深いセッションを行えると思います。

少しでも前に進む一歩になってもらえるように
努めますのでご依頼お待ちしております。

リーディングセッション「ソウルメッセージ」 


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