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世田谷美術館 作品のない展示室

世田谷美術館は砧公園のなかにある、美術館。

砧公園が、本当に大きい公園なので、どこに美術館があるか見つけるのは少し大変かも。

砧公園は春には桜が咲いて、大きな木がたくさんあって、犬たちが散歩と集会をしていて、たくさんの子供たちが集まる、大きくてすごく素敵な公園。(運動不足なので、時々歩きに行く。笑)

美術館もそんな公園の中にあるので、訪れやすい。行ったことはないけど、併設のレストランも素敵そうだった。

そんな世田谷美術感で、「作品のない展示室」という企画をやっているということで寄ってみた!

▼開催概要

私たちは、これまでに経験したことのない大厄災の時を迎えています。
社会の隅々まで影響がおよぶなかで、世界中の美術館が、美術館本来の在り方を問い、展覧会等々の事業を見つめなおしています。予定していた展覧会も準備に支障が生じ、海外から作品を借用することがむずかしくなり、まったく将来の見通しが立てにくい状態です。
そのような現状を考慮して、このたび「作品のない展示室」を、虚心にご覧いただくことにいたしました。
世田谷美術館は、四季折々にさまざまな表情をみせる都立砧公園のなかに位置しています。砧公園は、春には桜が咲きほこり、夏は大きな木陰が涼風をまねき、秋は多彩な木々の紅葉を楽しめ、冬には時に素晴らしい雪景色につつまれることもあります。
1986年に開館した世田谷美術館は、建築家・内井昭蔵(1933- 2002)によって設計されました。そして、内井昭蔵は次の3つのことを、美術館設計の上でのコンセプトとしました。
「生活空間としての美術館」、「オープンシステムとしての美術館」、「公園美術館としての美術館」。
こうしたコンセプトに基づき設計された世田谷美術館には多くの窓があり、また来館者を迎えるのも正面玄関だけではありません。周囲の環境と一体化しようとする、とても開放的な建物になっています。美術館は単に収集し、保存し、展示するだけではなく、音楽、演劇といったパフォーマンスなど、さまざまなジャンルの総合化の機能も重要視される施設です。
実際に世田谷美術館では、開館以来、音楽会やダンス公演をはじめ、さまざまなプログラムを開催し、このたびの「作品のない展示室」でも、ギャラリーに「建築と自然とパフォーマンス」と題したコーナーを設け、これまでの活動の一端をご紹介いたします。
窓を通して砧公園の緑ゆたかな風景を眺め、可能ならば、自らの心のなかに、これまで見てこられた数々の展覧会の一齣でも想い浮かべてくだされば幸いです。

「コロナだから、何の展示もできない。美術館を閉めてしまおう。」ではなく、美術館の建築自体がすばらしいのだから、何の展示がなくても素敵な空間を提供できる!という発想の変換がすごいな、と思った。


たしかに、世田谷美術館は窓がたくさんあって、そこから公園内が見えることで開放感があって素敵だった。


▼ひとつめのお部屋。

ここはお部屋自体が丸くなっていて、天井がすごく高かった。丸いお部屋に横長の窓。どちらかというと寒めの照明。

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窓の大きさなんかも展示室ごとに違うし、ライティングや床の雰囲気の違いなんかもあって、同じ公園を窓によって切り抜いているだけなのに、その展示室ごとに違う雰囲気に見えるのはすごいなぁと思った。

(今まで着目したことはなかったけれど、絵画なんかも、額縁などでけっこう見え方が違ったりするのかもなぁとぼんやりと思った)

▼ふたつめのお部屋。

すごく横長な長方形の部屋で、床が木目調になって、ライティングも全体的に柔らかい印象をうけた。窓も小さめのものがいくつか並んでいる。

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後ろを振り返るとこんな感じ。床にライトが反射する感じで、なんとなく体育館を思い出した。

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実際、外が見えるお部屋はこれくらいで、以外と狭いんだなぁと思ったけれど、とても素敵な展示だった。(普段は展示物を見るから、こんなにじっくり美術館というものを味わう、みたいなことはしたことなかったな、と改めて思った。)

次は、展示が再開されたときに、ここがどんな雰囲気に変わるのかぜひ訪れてみたいなと感じました!


#世田谷美術館 #作品のない展示室 #散歩

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