創作キャラの香りを創作してもらった話:前編

導入


私、鹿野!
趣味で小説を書いている珍獣!
中でもキャラクターの設定を考えるのが大好き!
見た目や性格はもちろん、生い立ちや趣味、好きな食べ物やイメソン、最終的にはサーティー〇ンに行ったらどの味頼むのかな、とかシャンプーは何使ってるのかな、とかそんなところまで想像して実在性を高めたくなっちゃう!
キャラ創作が捗りすぎて狂いそう……!
日常生活にもキャラの概念を見出しちゃってどうしよう……!
そんな時、唐突に鹿野の脳裏によぎる昔の記憶。
「……そうだ、キャライメージ香水をつくろう」


……茶番はさておき。
創作キャラにハマってしまったのですが、そうなると何をするにも自分で供給を生み出さなければなりません。
小説は書きました。
苦手ですが絵も描きました。
イメソンも歌いました。
動画も作りました。
日常生活にもキャラの要素を見出してしまってこれ以上何をしたらいいんだ~!!!と行き詰った時、ふと創作仲間に以前連れて行ってもらった香水屋さんを思い出しました。

それがこちら、FINCAさん。
複数の香水を重ねあわせる「PILE-UP」という方法で好みの香りを作れるお店です。
イメージに近い香りをスタッフさんと相談しながら作っていくことができます。
その一環で、自分のなりたいイメージやシチュエーション、贈る相手や創作キャラ等に合わせた香りの組み合わせも探すことができるんです。
今回はこちらで創作キャラの香りを創香していただきましたので、その際のレポートを可能な範囲で記録していきたいと思います。
ここからは私の朧気な記憶をもとに記述していきます!
飛んでいるところやあえて割愛したところがあり、実際のやり取りとは多少異なりますのでご了承ください。
だいたいこんな感じなんだなー、というのが伝われば……。
狂ったオタクの感情をエンタメとして消化していただけましたら幸い。

事前準備

まず公式HPで来店予約をしました。
当日予約等もできなくはないようですが、基本的には事前予約をしていったほうがよろしいかと。
同行者がいる場合はこの時にそれぞれ予約を取ります。
まとめてではなく同じ時間枠で一人一人予約が必要なのでご注意を。
予約フォームで同行者の方のお名前等を一緒に記載すればOKです。
詳しい予約方法は公式HPをしっかりチェックしてくれよな!!!

また、予約フォームには事前に香りのイメージを記入しておける『インタビューシート』なるものが置かれています。
当日記入することも可能ですが、事前に記入・印刷しておくことをオススメします。
私はスマホのメモに記入しておいて当日書き写せばいいや~と高をくくっていたのですが、自分の書きたいことが多すぎてインタビューシートをギッチギチにしてしまいました。担当のお兄さんに謝れ。
短い時間でパッとまとめて書く、というよりは熟考してきっちり詰めた設定をお出ししたい……という方も多いと思うのでなおさら事前に用意しておいた方がよろしいかと。
実際に提出した情報の例は後程。

ちなみに今回私は2回目の利用で、初利用の友人2名を連れて行きました。
まあ道連れというやつです。

今回の同行者(イカレたメンバー)を紹介するぜ!

☆Sちゃん
BLに狂っているオタク。自カプの住む部屋の香りを作りたい。
自分につける香水というよりは、ルームフレグランスとして使いたい。
キャラクターそのものの香りというよりは実際にそのキャラが暮らしている空間の香りを考えたい……というテクニカルオタク。

☆Mちゃん
恋多き女。3人の中では最もオタクから遠い。
今回は「好きな人(三次元に実在している人)にいい女だと思われたい!」という動機で自分用の香水を選んでもらうことに。
事前に意中の相手に好きな香り・苦手な香りをリサーチしておくという徹底ぶり。

今回私(鹿野)は創作キャラがつけていそうな香りの香水を選ぶ……という目的で行きましたが、上記の二人のような要望にも寄り添ってくれます。
FINCAさん優しすぎるぜ。
キャラクターのみならず様々なイメージを香りとして表現してもらえる、というのが正確な表現かな~と。

そして我々はウキウキワクワクしながら当日を迎える……。

いざ入店

入店し、予約の確認が終わるとインタビューシートの提出があります。
事前に用意していない場合はこの後店内で書きます。
その場で書く場合は少なくとも10分以上は前に受付に行きましょう。
このインタビューシートを元にスタッフさんが香りを選んでくれます。

インタビューシート

香りのイメージの元となる情報を記入していきます。
キャラや香水を使う人のイメージの他、好きな香りや苦手な香り、これまで使ったことのある香水などを記入していきます。
以下が実際に提出したインタビューシートに記載した内容です。
ネタバレ等につながる情報は除いてありますので、だいたいこんなことを伝えたんだな~という参考までに……。

インタビューシートに書いたこと(一部)

キャラクター名:エリオット(偽名は時任絵梨)
女性・20代・元聖職者
イメージカラー 若草色・金色
モチーフ トケイソウ 梨 ハーブティー
好きなもの 人間 海 魚 花

・とある宗教団体に拾われて、神の子として育てられた。
・神に近しい神聖な存在であることを示すために中性的であることを求められていたため、敢えてエリオットという男性名を与えられている。
・丁寧な男性口調で話すことが多い(~だ、~だろう。~なのか?)。
・ほとんど幽閉に近い環境で育ったためよく言えば無垢、悪く言えば世間知らず。

・教団の言う通りに神として人々に接していたが、本当は神ではないのに嘘をついて人々を騙すことに嫌気が差し、抜け出すことを決意。
・教団を抜け出そうとして海に飛び込む。流れ着いた先で今まで知らなかった世界の美しさや人々の温かさに触れて己の世界の狭さを知り、もっと広い世界を見てみたいと思うようになる。


・神として振舞うように教育されていたため、非常に心優しいが、何よりも他者の幸せを第一に考えてしまい、自分のことを大事にしようという発想があまりない。
・基本的に人間が好き。
・人間の文化や豊かな心を好ましいと感じており、できるだけ自分も知りたい・体験してみたいと思う好奇心旺盛な一面も。口癖は「なぜ?」

好きな香り
果物系・紅茶・シャボンの香り

苦手な香り
バラの香り



……とまあ上記のような形でキャラクターのイメージや設定をつらつらと書き連ねていきました。
創作キャラのビジュアルが決まっている場合はそれもお見せできるように用意しておいた方がよりイメージに近いものを選びやすくなるかと思います。
たぶんこんなには入らないので皆さんはもう少しまとめた方がいいです()。
私はどうにか収めようとしてメチャちいちぇ~字を書く羽目になりました。
ちなみにここで自分用の香水を作る予定のMちゃんは「自分がどんな風に見られたいか」「どんなイメージの香りにしたいか」「普段の自分はどんな感じか」といったようなことを書いていたようです。




書いてたらメチャ長くなってしまった~~~~!
という訳で実際の創香の様子についてはまた次の記事で!
もう少々お待ちくださいませ~!







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