見出し画像

400字で分かる落語:「あ」の21「赤褌」


22:赤褌(あかふん)
【粗筋】 侍が仇討ちの助太刀を頼まれ、剣術の稽古を始める。いよいよその前日、どこへしまったか、赤い褌が見付からない。友達に借りに行くが持っていないので困ってしまった。友達が、「仇討ちの手伝いに赤い褌なんか、どうでもいいじゃないか」と言うと、「いや、尻をはしょって逃げる時の見栄だ」
【成立】 安永6(1777)年『胆嚢』の「助太刀」。なぜ仇討ちに赤い褌が必要なのかというミステリー。聞いたことはないが、昭和40年頃の本にはよく出ている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?