期待が高まった男

昔々あるところにコンビニで晩ご飯を選んでいる男がおった。男はその日の最高の晩ご飯を食べるべく、小一時間ほどウンウン唸っておった。鮭弁当か、パスタも良い、しかしレジ前の揚げ物にも惹かれる。

結局、その男は最高の晩ご飯を食べることは出来んかった。自分の選んだご飯に対する期待が高まりすぎたのだ。「まあ、こんなものか」と男は思った。

教訓:飯は5秒で決めるが吉。

だが迷う楽しみも捨てがたいのよな。おしまい。

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