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【壊獣カグヤ】MD6月環境メモ書き(2022.6.5)

今月のランクマッチも一区切りついたので、ここまでの環境や採用カードについての雑感というかメモ。


5月までのあらまし



1.6月1日ランクリセット後からの環境雑感


今回は特に新カードの実装や制限改訂もなかったのでカードプールの変化はありませんでしたが、5月いっぱい新カードを皆使い倒したあと物珍しさではなく理でデッキを選ぶようになりまた環境がかわっていくのではないかなと予想していました。

蓋を開けてみると相剣は相変わらずトップクラスの遭遇率ながらも数自体は大きく減らしせいぜい2割程度の遭遇率。
次いで鉄獣、召喚シャドール、閃刀姫等のフューデスパッケージを積んだ中速デッキが続き、幻影、電脳、イグニスター等の展開系、そしてエルドリッチがいましたなぜ…しんだはずでは…。
今期はヌメロンなどの後手デッキとも時折遭遇しました。環境が速すぎなければ普通に息ができるようです。

中速デッキが流行っていた理由はよくわかりませんが、よほど秀でたデッキでない限り、メイン一発勝負のマスターデュエルではある程度後手でもゲームができることが重視されたということでしょうか。


ともあれ、トップの相剣とそれに次ぐ中速デッキたちが多数派を占めている今月の環境は明らかにカグヤに追い風が吹いていました。
ただ一つエルドリッチを除いて。

今までで一番すんなり上げられたランクマでした。本当、エルドリッチさえいなければ…


2.採用カード、不採用カードなど

後手デッキが積む指名者、本当にたよりない。


1.アトラクターの不採用


相変わらずトップの遭遇率を誇る相剣にほとんど効果がない
(どころか塩を送ることさえある)上に、自力で墓地から追放される雪花と違って一回でも壺などの魔法罠を撃ってしまったら何枚アークネメシスを引いても二度とアトラクターは撃てないかみ合わせの悪さが気になり今回は不採用です。

現環境は先述の通りかなり遅めなので、アトラクターという強力無比な手札誘発を使えないデメリットを抱えてでもアドバンテージソースになる魔法を積み手札を稼いだ方が強いと判断しました。

今後環境が高速化すればアトラクターを積むと思います。
雪花制限解除されたら何もかも解決するのになぁ………。



2.墓穴の指名者の採用


食らってきつい手札誘発はGぐらい、しかも基本的に後手をとるので初手に来てもゴミ
正直抜きたくてしょうがないのですが、エルドリッチ相手にワンチャンスを作れる可能性があり他のマッチアップでも何か足しになる可能性があるカードとなるとこれぐらいしか思い浮かばなかったのです。ほかに何かよさそうなカードが見つかったらすぐに変えます。

とにかくエルドリッチとの遭遇頻度が絶妙で、ガンメタするほどではないけれど完全に無視するには当たり過ぎるといった塩梅でした。
まともにやりあってもリソース勝負では絶対に勝てずラビオンヌメロンで瞬殺するのも大量の罠生物のせいでほぼ不可能。
勝ち目があるとすれば相手が死ぬほど事故った時か、たまたま墓地に全部エルドリッチが落ちているときにプロートスがぶっ刺さったか、クロウでエルドリッチを全部追放できたか、その程度のものです。

指名者はエルドリッチをすべて追放するプランの強化の為に積みました。クロウ3枚と指名者2枚で、相手のデッキにエルドリッチが2枚しか入って無ければなんとか追放しきれるかもといった程度ですがそれなりに勝ちを拾えることもありました。

とは言え時折徹底的にケアしてくるプレイヤーと遭遇することもあり、その手の相手に当たるとほぼ目無のプランなので、可能であれば他の手段で勝ちを見出したいところです。

また当たり前のことですが、このカードは後手デッキにおいては初手にあっても全く意味のないカードで打点にもなりません。壺を押し通したりGを弾いてごり押しするときに使えることもありますが、基本的にはかなり弱いカードなので今の瞬殺される可能性が低い中速環境に甘えて積んでいるところもあります。
環境が高速化すれば、エルドリッチへの勝ち目が薄くなったとしても抜くと思います。



3.白エクレシアの採用


うららを食らい、墓穴はもちろん相剣がトップメタの関係で抹殺の指名者にも頻繁に妨害される
虚弱体質の聖女ですが、今回は採用です。
とは言えランク12ファイナルシグマは現環境では特に刺さる相手がいないのでシンクロ対象はカオスルーラーになります。

稼いだハンドアドの差がもろに勝敗に直結する中速環境なので、ほぼ確実に1枚手札誘発か打点を供給し、時折叢雲を墓地に落とし、本人も打点十分なうえエクシーズ素材にもなり、墓地から蘇生する能力まで持ち合わせたアドバンテージの塊であるこのドラゴンは極めて強力です。出たら大体勝ちます

こんな怪物がメインフェイズにγできなければ出せないのは惜しいことですし、カオスルーラーの強さに判断を曇らされ、自ターンまで温存した挙句自分の壺の裏にγ構えてたらドライバーが追放されたなんてことになっては馬鹿馬鹿しいので、他にも出せる可能性を確保するために積みました。

10シンクロと比べて12シンクロは選択肢が少なく頼りないのは間違いないのですが、白エクレシア自体は緩い条件で特殊召喚可能なうえ、妨害を食らいやすいとはいえ星8に変換可能なのでチューナーに求められる性能をほぼ網羅しています。
チェーンブロックを作らず特殊召喚されるのも稀に助かります。いい子ですよね。

今月いっぱい中速環境ならおそらく抜かないですし、後に控えていると噂のふわんだりぃず相手にファイナルシグマを投げつけることもできるのでしばらくは使い続けると思います。



4.ニビル、うさぎの採用


大量の手札誘発を搭載でき最大展開を阻止しやすく、後から盤面を処理できる生物も多いデッキなのでニビルは強力な割にカグヤにはさほど人気のない手札誘発でした。
とは言え今回は壺や三戦などの追加のアドソース、墓穴の指名者といった意味不明な札の採用、また中速デッキが多数を占める都合で打点を減らすことも難しいといった事情で手札誘発の枚数に手がかかりました。
そうなってくるとケアされがちとはいえ1枚で盤面をひっくり返せる可能性があるニビルはとても頼りがいのある隕石です。

これまでより展開系デッキが減っているとはいえそれも決して無視してガードを下げられる数ではありませんでした。
最大勢力の相剣に対しても強力なカードなので、3枚でもいいかもしれませんがだぶつくと腐ることを嫌って1枚うさぎと散らしました。ニビル同様に相剣に有効なカードですし、中速デッキの無限にアドバンテージを稼ぐ永続罠魔法にも当てられるいい手札誘発です。



5.Exデッキのサイファードラゴン~龍皇ホープ


ショウエイに焼かれた脳がようやく治ってきました
対相剣、中速デッキでありがちな妨害能力持ちの生物を戦闘で殴り倒した後のメイン2で妨害を立てるためのエクシーズ生物になります。
またルートを構成する生物が全て光属性なので、場合によっては戦闘前に召喚しプロートス闇指定の上からアーゼウスになる選択肢もあり何かと便利です。
ストラク産で大半を占めて安いですし現環境では積み得だと思います。

遊戯王的には洗脳や同族化は光属性の行いみたいです。みんなかわいいドラゴンになるのです。



6.電脳堺狐 仙々の採用


エルドリッチに対するささやかな抵抗です。
エルドリッチを除けばヴェーラー無限等の無効系の手札誘発はかなり強い環境なので減らしたくはないのですが、エルドリッチ相手には完全に無のカードなのでそこに役割を持たせるための生物です。
エルドリッチのリソースを目減りさせながら破壊されても墓地から帰ってくのでこちらのリソースにもなり得ます。(まあ大体ワッケーロされますが)

うさぎ、白エクレシアの採用から従来よりかなり光属性の生物が増えたので、プロートスの踏み台としてアルミラージを1枚積むだけでもかなり価値があるのでプロートスの着地を安定させるそちらとの選択は悩みどころでしたが、今回は対エルドリッチのプランとしてプロートスで蓋をすることよりも、クロウと墓穴を用いて追放しきることを第一の目標に据えたので、一貫性を持たせるため仙々を優先しました。



3.まだまだ6月は続く


正直エルドリッチがここまで存在感を示すとは夢にも思っていませんでした。
相剣もほとんどいなくなるに違いないなんて思っていましたし、素人の予想なんて全然あてにならないものですね。

きっとこの後も環境はコロコロ変わっていくと思うのでまた何か大きな変化があれば書き残しておきたいです。

とにかく今この瞬間だけはカグヤがめちゃくちゃ強いと思っているので、みんなカグヤを回してくれるといいな。
知見を掠め取って最強カグヤ構築を盗み取りたい……。


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