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【壊獣カグヤ】MD7月環境メモ書き(2022.7.25)


7月ランクマッチ環境の雑感とかメモ


先月までのあらまし


1.ワンダリング・トラベラーズ実装後環境


環境の大きな変化は2点、勇者パッケージが実装されたことで召喚権を使った生物がフィールドで能力を発動しなくても初動を担えるいくつかのデッキに妨害札が追加されたことと、相手がしこたま事故らない限り大体負けてしまうふわんだりぃずが実装されたことでした。

前者の中で有力なデッキがいくつかあり、もともと強力な展開系としてMD環境初期から存在感を示していた幻影、電脳堺、プランキッズに加え十二獣GSと相剣の残り香を漂わせる天威が勇者デッキとして一つ頭抜けた強さだったように思えます。それらデッキに加えてふわんだりぃずの6種のデッキが環境の大半を占め、時折同タイミングで強化されたイビルツインと遭遇する程度でしたが、まあ相剣だらけだった5月後半以降よりは分布が散っていたように思われます。

本命の展開前にグリフォンライダーを構えることができることで安定した展開を狙えるおかげか、これまでにないぐらい展開系デッキに偏重した環境でした

それだけならよかったのですが、話をややこしくするのが基本のギミックからして根本的に相性が悪いふわんだりぃずと、一部勇者デッキがさらに搭載するフュージョンデステニーの存在でした。


サボりがちながらもなんとか終わらせたけど、環境的にはまあまあきつい感じ


2.採用カードについて

さくら積むようになったら赤信号とか聞いたことある気がする


1.浮幽さくら


めちゃくちゃ怪しい気はするのですが。対幻影でもっとも予後不良を起こしがちなフューデスを後腐れなく対処できることなど、いくつかの期待できるところがあったので採用しました。

勇者パッケージ自体は展開の前に1妨害構えることで余分に1枚手札誘発を使わせるという点と、環境中に展開系デッキが多い2点で対策の方向性が近い(極端な話手札誘発を増やせばどちらも対応できる)ために比較的対処しやすい部類のギミックではあったのですが、デッキの中の手札誘発を増やせば増やすほどデスフェニ(+墓地の2ドロー)に弱くなっていくので追加の対処札が必要に感じられました。

天威勇者をはじめとする多くのデッキにとって展開の起爆剤となるハリラドンを止められること、手札誘発が効きづらく勇者以前に対応が困難だった電脳のVFD成立を阻止できるなどいくつかの苦手なアーキタイプ相手に有効牌となり得ることからお試し枠として使用しました。

後述のうさぎ、エクレシアの採用で光属性が墓地に落ちやすくなり、exのアルミラージで炎属性は確保できることから、プロートスの餌として闇属性であることが嬉しいことも稀にあります。

ふわんだりぃず相手には何もしないので、少しでも相手の事故率を上げてワンチャンス見込むならうさぎとヴェーラーの3枚目などでいい気がします。


2.幽鬼うさぎ


頻繁に遭遇するグリフォンライダーと確実に1:1交換できること、元々不利なふわんだりぃず相手に多少抵抗できるかどうかの分かれ目になる地図の破壊ができる、など有効に当てられる相手が多いために採用しました。
対勇者ギミックにおいて、手札誘発を増やして対応しようとしたとは言え、MDにおいては抹殺の指名者が無制限で残っており多くのデッキに採用されているので、相手の展開を1枚で阻害できる可能性があるアトラクターやさくらと、グリフォンライダーを突破するうさぎなどの抹殺の指名者に引っ掛かりにくい手札誘発の有無が初手の信頼度合いに貢献するように思われます


3.雪花の光


先月までは構造的に有利な相剣と中速デッキが多かったためにドローを引き増せば強く出られ、強欲で貪欲な壺や三戦の才を積みリソース勝負で負けにくくすることが得策だったように思われました。

しかし今月の環境は一部の強力なカード、アトラクターやエクレシア(ファイナルシグマ)に依存するゲームが多発したため魔法でワンテンポ遅れて探しに行く動きが弱く感じ、三戦まで積めないのであればそれほど魅力的な魔法罠もなかったために雪花に回帰しました。

対ふわんだりぃずを意識してかライトニングストームとの遭遇率も上がっているように感じたので、その点でも罠魔法不採用というのは若干の噛み合いがあったように思われます。


4.白の聖女エクレシア


対ふわんだりぃず戦で数少ない勝機となるファイナルシグマを着地させるほか、カグヤや初手の叢雲と同じく結界像を突破できる可能性がある生物なので、ふわんだりぃず戦においては一番引きたいカードでした。
また、あってないような特殊召喚条件でカグヤと合わせてカオスルーラーになるのでカグヤの弱点の一つであるリソース不足を大きく解消できる可能性があります。

メタ的な話になるのですが、エクレシアからカオスルーラーやファイナルシグマが出てくると認識されていないことも多く、公開情報だけでまず通らないとわかっている盤面でも意外とスルーされることもありました。
相手のミスみたいなものなので認知度が上がるとすぐに使えなくなる可能性もありますが、今のところは悪くない使い心地でした。

また勇者を意識して手札誘発を多くした都合で後手1t目の未界域がやや空振りやすくなったと感じられたので、能動的に星8になれることも若干嬉しい点でした。
墓穴、うららをもらいやすくそもそも通りにくいという懸念はありますが、先述のいくつかの利点を買って使用しました。個人的にはかなり好きなチューナーです。


3.これから


とにかくフュージョンデステニーの強さと悪質さを思い知らされ続けた10日間でした。対策の軸を散らされるだけでこれほど手に負えなくなるのかといった気持ちでいっぱいです。
D勇者幻影はもともと完成度が高かったデッキに追加の妨害とリソースが加わった形になり本当に手に負えない強さになっていました。正直ふわんだりぃずと同程度の勝率で全く克服できないままランクが上がってしまったので、来月からも何かしないといけなさそうです。

烙印融合もなんだかとんでもないカードなようなので本当にどうしたものか。


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