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9月22日 中国恒大が市場に与える影響は?


昨日の日経平均は大幅に下落しました。ここ元の上昇幅一気に戻した形になります。ただ、1日の流れでいうと下がったところからはほぼ凪の状態であまり上下はしていないので、パニック相場になるところまでは影響が出ていないようです。

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セクター別に動きを見てみると、空運と陸運とが上昇、他はディフェンシブセクターに資金が集まっています。そしてパフォーマンス下位は鉄鋼、機械、海運です。やはり中国の影響を受けやすいセクターは下落幅が大きくなっていました。

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そして中国恒大集団の影響について考えてみます。まず基本情報ですが、中国の不動産開発大手。負債は約33兆円。この規模で過去のデフォルト騒ぎになった会社とその後の経済の動きについてはリーマンショックが有名ですが、大惨事にならなかった会社についてはLTCMがあります。結論でいうと、今回はリーマンショックのような出来事にはならないのではないか?という見方が多いようです。中国政府が開発中の不動産販売に対する規制を行ってたことも影響しているでしょうから、救済なしというのはないのではないか?と考える人が多いのかもしれません。


そして今日の夜はFOMCの内容が発表になります。中国がマーケットの話題になっていますが、昨晩は一旦落ち着きを取り戻しました。ただ完全に様子見というだけでトレンドはまだ見えてこないので、今日の夜の動きはみていると面白いと思います。


FOMC発表前の金利ですが、

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1週間でみると少しずつ上昇しています。月曜は債券市場全体の値段が崩れた可能性はありますが、昨日は落ち着いています。また株のセクターでみるとディフェンシブに資金が集まっています。


FOMCの内容がポジティブなものである可能性は少ないと思うので、今後もディフェンシブ・グロース銘柄へ資金が流れるという構図が続くのではないでしょうか。

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