見出し画像

「Fashion X AI 」をけん引する女性経営者による6社

ファッション業界の将来をけん引する6社の会社をとりあげてみましたが、これらの会社からは”未来の買い物スタイル”を先取りしてます。どの分野でもAI利用がマストになったこと考えさせられます。
〇〇×AI、既にたくさんありますが今回注目したのは「Fashoin X AI」。本当にいろんなところでの変化のスピードが速いなぁ。

ニューヨークファッションテックラボ(NYFTLab)が、女性が主導する革新的なスタートアップ6社を選出。ファッション分野のさまざまな領域で、AIを活用してチャレンジングで先進的な解決策を提供しています。

NYFTLabは、J.Crew Group、LVMH、Selfridges & Coなどの有名ブランドと提携し、12週間の集中プログラムを通じてこれらのスタートアップを支援するよう。検証期間も12週間って短い。時代の速さを感じます!

Fairly Made(トレーサビリティ可視化)

いま、あなたがオンラインで買おうとしている服がどのような工場で作られているのか、どのように配達されたのか、どのような材料が使われているのか、どれくらいCO2を排出しているのか、それが一目で分かるようなUIを提供する会社。

さまざまなブランドと提携し始めているので、これから買おうとするものは、こんな感じの表示が出て、「あー、おしゃれだけどCO2の排出多めだからやめよう!」みたいなことになるということ。

このサービスが各方に広がり、着心地だけじゃなくて、着ていて気分がすがすがしい、そんな着衣体験を早くしてみたい。

Raspberry AI(服のデザインツール)

テキスト入力で服をデザインしてみたり、服の袖を伸ばしてみたり、色を変えてみたり、いろんなことがワンストップでデザインできるソフト。

ファッションブランドや小売業者向けで、このソフトを使えばデザインサイクルを短縮し、デザインコストと期間を削減できます。既に世界のトップファッションブランドの一部が、このソフトウェアを利用してデザインとマーチャンダイジングのプロセスを加速させています。

Flock(AIモデル生成)

もはや言われなくては分からない、言われても信じないレベルのAIモデルを提供する会社。AIモデルは、顔のアップも体全体も作れるので、化粧品とか繊細な表現向けの広告でも利用可能。

2023年に伊藤園が「お~いお茶」のCMでAIモデルを起用してましたが、それがファッション業界でも一般的になる流れ。

ダイバーシティーに対応した人種や肌の色、太かったり細かったり、なんでも意のままに調整できるAIモデルは、コストも安く、多様性のあるモデルが少ない日本なんかでは特に、今後の広告の中心になっていくのではないかと思います。

まずは、この肌のクオリティ、見てみてください。

AIモデル例

Nector AI(SNSマネジメント)

AIを活用したソーシャルコマースプラットフォームで、ブランドがメッセージングを通じて顧客とコミュニケーションし、購買につなげるのを支援します。

このプラットフォームは、ブランドのソーシャルエンゲージメントやダイレクトメッセージを販売チャネルに変換することを目指し、顧客にパーソナライズされた商品推薦、即購入可能なカートなどを提供します。

ブランドのInstagram、TikTok、YouTubeなどでのコミュニティを活性化し、売上を向上させ、顧客獲得コストを削減することを目標としています。ブランドはNectar AIを利用して、大規模なキャンペーンやインフルエンサー活動、顧客サポートなどを行うことができます。

Curated for You(ファッション提案)

「来週末は、海で初デート、何着よう。。。」みたいな悩みを一気に解決してくれるeコマースサイト。

AIを活用したプラットフォームが、消費者の好みや希望を基に、ファッションニーズを理解し、その日に最適なセットアップを提案します。
ライフスタイルの知識グラフを使用して、ライフスタイルの興味、イベント、トレンドに基づいた製品のタグ付けとキュレーションを自動化。
売上をメール、ソーシャルメディア、有料広告、オンサイト引用、フィルター、面、検索を通じて高めるのに役立ちます。

Yofi(AIパトロール)

顧客がしようとしている悪さをAIが見つけて未然に防げるソフト。

日本ではあまり問題になっていませんが、アメリカでは結構大きな問題になっている、ショップの返品可能期間を利用して一時利用したりとかを防ぐみたいな。

小売業者が顧客を理解し、ポリシーの悪用を防ぐためのプラットフォーム。機械学習とAIを使用して、ボット、転売業者、返品悪用者などの顧客が実施しようとする悪質な行為を特定し防止します。

こういうのを使わなくてもいい世界が当然最高ですが、顧客の悪さはいたちごっこなので、小売業者の競争でゆるいポリシーになっているところに付け込んだ顧客がこれからもどんどん出てきます。もはや、AIでしか防げない世界。


この記事が参加している募集

仕事について話そう

仕事のコツ

with 日本経済新聞

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?