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靴は手をかけて履く

秋らしくなってきた今日この頃、靴屋の商材も夏のサンダルから秋冬の陳列に変わりました。この季節、足元からお洒落を堪能してもらい、外に出てもらいたいのですが、良い靴?素朴な疑問です。そこで良い靴の定義をAIに問うてみました。


良い靴の定義

「良い靴」とは、足を外界から守り、立つ・歩くといった足のはたらきを助け、足を痛めない靴のことを指します。具体的な選び方については以下の条件が挙げられます。

  1. 足を外界から守ってくれる: 外気の寒さや暑さ、路面からの衝撃などから足を守ること。

  2. 立つ・歩くといった足のはたらきを助けてくれる: 靴の接地面が広く安定していること、かかと部分が型崩れしないようにヒールカウンターが入っていること。

  3. 靴が足を痛めない: 靴のかかとがピッタリとフィットし、ゆび先には少し余裕があること。

これらの条件に沿って靴を選ぶことで、快適な歩行体験を得ることができます。更に正しい靴の履き方を問うと、

靴を履く際には、次のような手順を踏むことが重要です。

  1. 靴のベロを広げ、足を靴に差し込みます。

  2. かかとをトントンと地面に当てます。

これらの手順により、靴が足にフィットしやすくなります。また、靴を手で持ち上げて履くことで、足を痛めるリスクを軽減することができます。

靴は手をかけて履く

“靴に手をかけて履くことは、靴を履く際に重要なポイントです。手をかけることで、靴が足にフィットしやすくなります。また、靴を手で持ち上げて履くことで、足を痛めるリスクを軽減することができます。”とAIは答えていますが、日頃から靴を履く時に手をかけて履いているかは人それぞれです。

デイリーに履く履物が何かにもよります。
紐のスニーカー、ウォーキングシューズ(調整具付き)、スリッポン、サンダル(つっかけ)、ビジネスシューズ、パンプス、フラットシューズ
※調整具=靴紐、ベルト、など

職場で着脱が多いか、妊婦など身体的理由で着脱が困難、環境、習慣性など

例えば、都会では歩いて公共交通機関を利用していますが、地方では移動手段が車になり、歩くことを重視していない方もいます。
歩くための靴の正しい履き方は、手をかけて履き、かかとをトントンと地面に当て、カウンター(かかとの芯材)にかかとを収め、調整具があれば適切に調整具をしめることが大事です。

昨今、日本人の習慣性に着目し、ハンズフリーをうたった靴も登場していますが、今のところAIに問うても良い靴の定義に入っていません。

幼少期からの習慣

9月2、3日に仙台で開催された第37回靴医学会学術集会で、私の研究で「小学生における紐靴の履き方調査」を発表させていただきました。
また、私の研究はnoteを通じて詳しくお伝えしたいと思います。

第37回日本靴医学会学術集会

今回の学会発表で特に印象に残っているのは、靴教育の第一人者で吉村 眞由美先生が監修した上履き(足守)の説明です。

あえて手をかけて履きやすいユニバーサルデザインのダブルクロスベルトを採用したこと、幼少の頃から手をかけて履くことが大事で、手をかけて靴を正しく履くことは、姿勢よく立って歩きやすくなり、健康な体を育めることにつながります。

上履き(足守)

三つ子の魂百まで、とのことわざがありますが、習慣性、子どもの頃から手をかけないで履いていると、靴選びの基準は歩くことより着脱が優先されます。

詳しい説明は省きますが、履きやすい靴=健康的にはマイナス、歩きやすい=健康的にはプラスです。
ご承知のように歩くことは、筋力、心肺機能に関与していますので、歩きやすい良い靴を選び、正しく履くことが大事です。

体にいい靴
【かんのシューズ公式】https://linktr.ee/kent8192


お知らせ:オーストラリアの足病医によるインソール作製会

日時:2023年10月21日(土)①9:00~10:30 ②10:30~12:00
場所:かんのシューズ 岩手県奥州市水沢字東町26-8
予算:¥22,000-(税込)
9月25日(月)現在、2名様の予約枠がございます。枠がなくなり次第受付は終了させていただきます。
予約受付:TEL 0197-24-8192 管野