#005 你的優點 就算你自己不知道 也沒有關係 不是嗎？

＊「あなたのいいとこは　あなたが知らなくてもいいんじゃない？違う？」

あなたのいいところはなんですか？

自分のいいところってなんだろう？自分って何かいいとこあるのかな？

って誰もが感じたことのある疑問　就活の時なんかは特に自問自答せざるを得なくなる

「視力だけはいいんだけどね」とか言ってごまかす人を見て　視力も悪い自分には本当に何もないんじゃないかって怖くなったことがあった

　少し前に見たドラマのなかに　この疑問を吹っ切るセリフがあった

「僕の姉ちゃん」という益田ミリさん原作のドラマだ

「僕」を演じるのは杉野遥亮さん　「姉ちゃん」は黒木華さんが演じている

まさに自分の良さに悩む弟に姉がかけた言葉がこちら

「あなたのいいとこは　あなたが知らなくてもいいんじゃない？違う？」

その後姉ちゃんは自分や弟の友人が弟のいいところを知っている　自分の良さは必ずしも自分が知っている必要はないと続ける

それを聴いたわたしはジョハリの窓を思い出した

・秘密　自分だけが知る自分

・盲点　他人だけが知る自分

・解放　自分と他人双方が知る自分

・未知　自分も他人も知らない自分

わたしは自分の良さとは自分だけが知るもしくは自分と他人双方が知る部屋に入るものだと思っていた

姉ちゃんが弟に放ったセリフを受けて　他人だけが知る部屋に自分の良さが入っていいのだと初めて知った　悪いところなら自分が気づけないところがあるってわかっているのに　なぜいいところはそうじゃないと決めつけていたのだろう

周りの人に褒められたりしたとき　そんなことないって謙遜するのが良いとされるけれども　謙遜とかそんなんじゃなくて　本当に自分は周りが言うほどできた人間ではないと思っている

だけど最近はそういった周りの声も素直に受け入れたいと思ったりもして　ありがたくちょうだいしたりする　そうするとなんだか自然と自己肯定感が上がった気がした

自分では納得していないけど　彼女たちの目に映るわたしもわたしなのだと信じられるようになった

自分にはいいところなんて何もないって長いこと思っていたし　今もそう思ってしまう日がある　でも　周りに保証されたわたしにはどうやらいいところもあるらしい

そう考えられるようになったら　時々投げ出したくなる自分の人生も簡単に手放すのはもったいないかもと思える

自分には何もない　と言う人は他人の良さを見つけるのが得意な人が多い　それは他人があまりに優れて見えるが故に自分を卑下しやすいとも言える

だけど他人の良さを見出せるというのはそれ自体がその人の良さである　本来人というのは自己中心的な生き物だから　他人の良さを自分中心の角度で　例えば羨ましいとかそういった目で見る　

しかし角度を変えてみれば　相手のいいところを保証していることになる　嫌い嫌いも好きのうち　というのもあながち間違いではないだろう

他人の良さを保証するのは簡単なことではないし　ましてやそれを本人に伝える人はなかなかいない　特に日本人にはあまり慣れないことだと思う

ドラマの中では姉ちゃんも友人も僕のいいところはこれだと言うわけではないけれど　それでもずっと僕のそばにいてくれるということが答えだと暗に示している

ただ　他人と比較して簡単に自分を傷つけてしまいやすい世の中だから　大切な人が自信をなくしたときには　本人の知らない窓をそっと開けてみるのはどうだろう

もしもその言葉で相手を救うことができたなら　あなたの良さも相手を救えたという事実として保証されるはずだ

だから　あなたのいいとこは　あなたが知らなくてもいいんじゃない？

この一年は　たくさんの窓が開きますように

＊中国語発音記号

你的優點  nǐ de yōu diǎn/ㄋㄧˇ ㄉㄜ˙ ㄧㄡ ㄉㄧㄢˇ

就算　 jiù suàn/ㄐㄧㄡˋ ㄙㄨㄢˋ

你自己  nǐ zì jǐ/ㄋㄧˇ ㄗˋ ㄐㄧˇ

不知道  bù zhī dào/ㄅㄨˋ ㄓ ㄉㄠˋ

也  yě/ㄧㄝˇ

沒有  méi yǒu/ㄇㄟˊ ㄧㄡˇ

關係  guān xì/ㄍㄨㄢ ㄒㄧˋ

不是嗎？  bú shì ma？/ㄅㄨˊ ㄕˋ ㄇㄚ˙？

https://anchor.fm/-95203/episodes/005-e1cgiv6