歯科矯正ログ

昨年末、歯科矯正を始めた。
といっても、実際に口腔内に変化があったのは今年の2月だ。

私は反対咬合と交差咬合で、いわゆるしゃくれに上顎と下顎の中心がずれているというものだ。
歯列自体はそこまで悪くなく、矯正するべきは噛み合わせだと認識していた。
顔貌についてはそれほどコンプレックスが強いわけではなく、友人からしゃくれとイジられることも無かった。ただ笑うと目立つので、写真を撮る時に唇を噛んでしまう癖がついている事を自覚してはいた。

下顎前突の矯正については少し調べてはいたので、その大変さ、金額を知っていて、そこまでしてやらなくてもいいかな、と思っていた。

しかし、去年9月頃、ひどい肩こりや朝目覚めた時の顎の痛み、欠伸をするたびに外れる顎に嫌気がさし、矯正治療に踏み切った。この肩こりは今は改善しているのでただの悪い生活習慣のせいであったのだろうが。

一般的な歯列矯正は基本的にどの歯科医院でもできるようだが、私のように骨格からの反対咬合は保険適用になるらしく、それを判定できる認定医のクリニックに通う必要がある。幸い自宅からかなり近い所に認定医のクリニックがあり、ネット上での口コミも悪くなさそうだったので、そこに通うことにした。

初診には予約が必要で、この予約に2ヶ月がかかった。初めて訪れたのは12月だった。

医師との面談でマスクを取り口を見せると、「あーこれは手術だね」と言われた。まあ覚悟はしていた、というか、そのつもりで来ていたので驚きはしなかった。自身が認識している口の状況と、上で書いたような感じている不便さなどを述べた。特筆したいのは、自身の顔貌へのコンプレックスの度合いを強調するように確認された事だ。こういった症例で治療したい人は顔貌を変える事が第一の目的の人も多いだろうに、私の治療の目的は、下顎前突がもたらしているであろう顎周りの不快さ>顔貌だったので、その通りに述べたのだが、そのせいで本当はイケメンになりたいのに照れ隠しで痛みを訴えている人みたいになってしまった。考えすぎか?もしかしたら保険適用の判定に関わってくる内容なのかもしれないが。どちらにせよ大掛かりかつリスクのある手術にはなるのでその覚悟の意思確認という事もあったと思う。

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