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料理が下手な人を考察する

料理が下手な人についての私見を述べる。なお学術的な調査は一切なくあくまで筆者の持論である。

料理が下手な人に共通する一番の理由は、「場数が少ないこと」だと思う。
何を当たり前なことを、と思うだろう。
料理が下手な人は、料理をする頻度が少ない。月に1回か、半年に一回か、年に1回か。どんなことでも、成長するには過去の経験から学ぶ必要がある。頻繁に料理をしていれば、調味料を目分量で入れたり、どの調味料をどれだけ入れればどんな味になるか予想をつけられたり、この食材は匂いが強いから酒を入れようとか、肉の種類や大きさで火の通り加減を判断したり、マニュアルに頼らなくとも経験から判断できるようになる。
いやそんくらい誰でもできるでしょと思う人もいるかもしれないが、できない人もそれなりにいるはずだ。やってTRYの通り。
過去の経験を忘れてしまえば、成長することはできない。だから、料理の頻度が低い人は、「まあまあ、初めてにしては」「久しぶりだし、こんなもんか」と妥協してしまう。

日本人で、料理を作ってくれた人に対してストレートにまずい、と言える人はいるだろうか。ほとんどいないと思う。我慢して食べる場合がほとんどだろう。そうすると、作った人は、「まあでも、食べてたしな。普段そんなに料理しないけど食べてたってことは自分は料理上手い=下手じゃないのかも」と思うはずだ。そんな経験も一つの要因になるかもしれない。

料理の頻度が低い→自分の腕に妥協する→レベルの低い料理を食べる→舌のハードルが下がる→次の料理もまずくなる
という負の連鎖反応があるのかもしれない。

単純に正確が粗雑な人はひと手間を軽視する。その気持ちは分かるし、今そんなめんどいことやりたくねーって思うかもしれないが、ひと手間を抜いていいのは、ひと手間を入れたことがある料理の場合だけだ。一度手をかけて作った料理を手を抜いて作れば、大抵レベルは落ちるはずだ。もし落ちていないと感じたら、それはいい手抜きだ。味が落ちていたなら、どのくらいの手間がどれくらい味に影響するのかを把握することができる。普段使わない調味料がどれだけ影響するのか、食材の大きさを揃えることでどれくらい食感に差が出るのかなどだ。

料理が下手な人に限って、まあまあ、食えないことはないっしょ?とか抜かしやがる。日本人の習慣として食べる側が文句を言いづらいことを盾に。

あとは単純に舌が壊れてるか、肥えていないか、好みの問題か、で自分の料理に不満を持たない人。

まとめると、料理が下手な人は、料理の場数が少ないか、舌が一般とかけ離れているかの要因で、自分の料理の下手さに気づかない人だ。

「舌が一般とかけ離れている」と自分で書いてて思い出したバズツイートを貼っておく。

https://twitter.com/ikazombie/status/997054770564104192


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