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【N/S高政治部】菅義偉前内閣総理大臣による特別講義を受けて

初めに

こんにちは!
N/S高政治部3期生のKannaと申します。
今回は「菅義偉前内閣総理大臣による特別講義」について書かせていただきました。
最後まで読んでいただけたら幸いです。

特別講義の動画はこちら


菅義偉前総理のプロフィール

菅 義偉(すが よしひで)氏
第99代内閣総理大臣。
衆議院議員。1948年12月6日、秋田県生まれ。
1973年法政大学法学部卒業。
衆議院議員秘書、横浜市議2期を経て、96年衆議院議員選挙で初当選。
06年 総務大臣に就任し「ふるさと納税」を創設。以来、自民党幹事長代行、第2次安倍内閣の内閣官房長官、国家安全保障強化担当大臣、沖縄基地負担軽減担当大臣、拉致問題担当大臣を歴任。
19年4月1日に新元号「令和」を発表。20年 自由民主党総裁、第99代内閣総理大臣に就任。

上記の経歴に加え、菅前総理はコロナ禍の中、多くの実績を挙げられました。

特別講義では緊張する政治部員が多い中、場を和ませてくださるなど、細やかなご配慮をしてくださいました。

また、菅前総理からの「政治」の話だけではなく、菅義偉さんという個人からも学ばせていただくところが多くあり、これからの将来に希望を持てるような講義でした。


講義前に私が準備したこと

政治部では講義前に登壇されるゲストに対して全員が質問案を提出します。その質問案を作成するために菅前総理がどういったことをされてきたのか、実績や経歴に加え、菅政権時にメディアが書いていた記事なども調べました。

その中でも特に「菅義偉公式ウェブサイト」は「菅義偉内閣一年の成果」として菅政権での実績が一目でわかるようになっているので、気になる成果や政策の詳細を知ることができました。

少しご紹介すると「ワクチン接種率世界トップクラスの水準へ」「携帯電話料金の大幅値下げ」など、ニュースなどで一時期頻繁に報道されていた内容から「アメリカによる福島県産の米や牛肉など日本産食品の輸入規制を全面廃棄」「​​​​バブル崩壊後の株価最高水準」など、個人的にあまり知らなかった成果もありました。

私はその中から「不妊治療の保険適用へ」を例に挙げた少子化に関連する質問を考えたのですが、残念ながら採用されませんでした。
私のチームからは医療制度に関する質問案がチームからの質問として採用され、当日は緊張感に包まれる中、質問者となったチームメンバーを心の中で応援しながら質疑を聞かせていただきました。

多くの世代はテレビやインターネット上のニュースが情報量の大部分を担っており、受け取る側として受動的になってしまいがちですが、少し調べるだけで当事者が発信しているわかりやすい情報を得ることができます。政治部で活動することで、様々なテーマに興味関心を持ち、講義に関連する情報を調べる機会がなければ、知りえなかったことが多くあるので、政治に関心を持つことの重要さに改めて気付かされました。


講義を受けての学び

日米同盟の大切さ
私が今回の講義で注目したのはBチームの質問です。安全保障や外交に関心があるので、日本の防衛について菅前総理から直接お話を聞けたことはとても嬉しく思いました。

Bチームの質問
「​​日本の防衛費についてお聞きします。今年の6月に政府から「防衛力を 5 年以内に抜本的に強化する」との発表があり、北大西洋条約機構(NATO)では加盟国にGDP比で2%以上の水準を求める方針を打ち出しました。これに先駆け、来年度予算案では防衛費を大幅増額する方針も明らかになりました。防衛費の増額により、今まで後回しにされてきた研究開発などへ優先的に増額できるように なり、戦争を続ける能力や反撃能力といったものが強化されていくのではないかと思います。ですが、利点が多い一方で財源の確保が未だ不明確だという点が懸念されていると思います。国債で賄うという意見もありますが、財政に負担がかかってしまうため反対する意見 もあると思います。菅さんは今の状況で財源を確保するにはどうすることが現実的だとお考えなのか、またそれによって国民にはどのような負担が生じるのか、この2点についてお考えをお聞かせください。」

菅前総理はこの質問に対して「一国で国民を守れる時代ではなくなってきている。日本で言えば日米同盟が国民の命と暮らしを守る上で一番大事なことだと思う。ただ、同盟を結んでいるだけではなく、日本の自衛隊が日本国民を守るという意思表示をすることが極めて大事。そのためには一定の防衛力は必要だと思う 」と述べられました。また、防衛費の増額も急務だとおっしゃっていました。

ウクライナ侵攻が始まり、日本の防衛に関しても議論が活発化している中、SNSでは「もし日本の有事の際にアメリカは本当に日本を守ってくれるか」という投稿を多く目にしました。

日本は「戦力」や「軍隊」を持てないことから、安全保障はアメリカに頼っている現状があります。また、同盟は破棄できてしまうため、ウクライナ侵攻の惨状をメディアで知り、とても不安になりました。

その点に関して菅前総理は「日米同盟」が機能不全に陥った事例にも触れながら「第二次安倍政権で『安全法制』が成立したことで、北朝鮮からのミサイルを日米共同で守り攻撃できるようになった」
とおっしゃっていたので、この法案が、日米同盟を機能させる礎となっていることを知ることができました。

日米同盟が日本の安全保障にとってとても大切だというお話を受けて、アメリカとの外交の重要性や、日米同盟が機能しなくなった際にどう自国を守っていくのか、普段から様々な情報を鵜呑みにせずにメディア・リテラシーを身につけることで、正しい情報を得たいと感じました。


最後に

ここまで読んでいただきありがとうございます。
菅前総理は講義の最後に「悔いのない判断、自分が納得ができる判断をしてこれからの人生に向かっていって欲しい。」と私たち若者に向けてメッセージをくださいました。

私自身、N高に入学することなど「自分にとって正しい」と思える判断をしてきました。しかし、その判断が正しかったのか周囲と比べて悩むことがあります。

菅前総理のメッセージを聞いて、これからも自分を信じて選択をしていこうと思うことができました。

菅前総理、三浦瑠麗さん、このような貴重な機会をありがとうございました。この場をお借りして深くお礼を申し上げます。

N/S高政治部マガジンでは今回の「菅義偉前内閣総理大臣による特別講義」の他にもさまざまな記事を掲載しています。興味のある方はこちらからご覧ください。


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