見出し画像

「かんもくフォーラム2023」オンライン開催いよいよ

2023年11月11日(土)と12日(日)に、「かんもくフォーラム2023」がオンラインで開催される。
※アーカイブも残るので、リアルタイム参加でなくても大丈夫
http://kanmokuforum.com/
 「かんもくフォーラム」とは、場面緘黙に関心がある当事者・経験者・保護者・支援者など様々な立場な人たちが交流したり学んだりするイベントで、第1回は2015年東京で始まった。

3年ぶり第6回目となる今回は、場面緘黙経験者の学生二人が実行委員の共同代表をしていることが、ひとつの大きな特徴だろう。
 過去の回では、第1回からの実行委員のメンバーが持ち回りのようなかたちで代表を務めていたが、今回は、若い大学院生の二人が「やってみたい」とチャレンジする形となった。
 いろいろ不安要素がある中で、「やったことのないこと・やりたいことに取り組んでみてほしい」とかんもくフォーラムを立ち上げた第1回代表の入江紗代さん(かんもくの声)の後押しがあり、閉じかかっていた扉が新しい力によって開かれることとなった。
 私も、実行委員会に参加している。企画内容は、長時間に盛りだくさんの内容で、正直「無謀なのでは・・・」と感じ、その気持ちを伝えたのだけれども、「大丈夫です!」と若い回答が返ってきた!
 この頃から、私の頭の中で、CMでおなじみのWANIMAの曲「やってみよう」がぐるぐる回るようになって、なんだか「Try!Try!」な気分になってきた。
(ご存じない方はぜひ検索してほしい。)
 まさに、そういうイメージの「かんもくフォーラム2023」だと思う。やりたかったことを詰め込んだ盛りだくさんのわちゃわちゃぶりを楽しんでいただきたい。

 形としては、Zoomのメインページで、講演企画などが行われ、サブページで小規模の交流会等が行われる(らしい)。この辺りは、Zoomに入ってから、詳しいメンバーが導いてくださるだろう。
 11日(土)13時~15時の講演会では、かんもくネット代表の角田圭子が支援者向け講演をする。他にも書ききれないほど多くの人が関わってくださっていることに、感動と感謝の気持ちがあふれてくる。
 経験者や当事者の方々が積極的にかかわってくださってるのも特徴のひとつだと思う。なかなか聞くことのできない体験談を聞けるコーナーや特技披露のコーナーなどがあり、交流会ではおとなも子どももメタバースが人気があるようだ。オンライン開催ならでは企画が満載である。
 迷子になるほどのスケジュールなので、ぜひ、ホームページを訪ねて、盛りだくさんぶりを感じてほしい。

 わたし(わかや)としては、保護者企画に関わっている。2日目に行われる企画についてとりあげて紹介したい。
ぶっとびZoomなんでも発表会」11月12日(日)10時~12時
 テーマは「何でも!」おうちにある絵や制作、作ったものならなんでもOK!人が作ったものでもOK.
Zoomの前に持ってきて、プランナーの二人とかんもくフォーラム委員会が一緒にわいわい楽しく紹介する、という企画。
 一瞬、場面緘黙の子にこの企画はだいじょうぶなのか?と不安が頭をよぎったが、「ぶっとびアート」プランナーの松村弘美さんと笹田夕美子さんの引き出しの多さや人間的魅力を思い出し、「これはきっと楽しい!」と直感した。作品を発表する時間だけでなく、借り物競争要素のある「〇〇なもの持ってきて~!」というお題もでるらしい。思わず家じゅうを探し回り、カメラオンにしてみんなに披露したくなるのではないだろうか。子どもの企画と思わず、ぜひおとなたちも全力でZoomをつかった遊びを楽しんでもらえたらと思う。見て笑ってもらえるだけでもOK。ぶっとびワールドな時間を堪能できるのではないだろうか。ちなみに、わたしも猫動画紹介などで参戦予定。(もしかして代表けいこさんも?)出入り自由なので、気軽に覗いてみてほしい。

かんもくフォーラム出張所」11月12日(日)13時~15時
 沖縄から北海道まで、全国各地の親の会が協力し、かんもくフォーラム2023と同時刻に、現地お話会行うという企画。全国の会場をつないで、前半の数分間は各地のお話会をリレー中継する予定なので、全国の会が集い、かんもくフォーラム2023にオンライン参加している人たちも各地の会の雰囲気を知ることができる。かんもくネットは神戸から参戦する。 
 もともとはZoomが難しいというメンバーがいる親の会も少なくないことから、対面お話会をしたいけど、かんもくフォーラムにも協力したいという気もちから発案された企画。現地にいても、全国の仲間とつながる体験ができるのが楽しみである。対面で各地親の会参加に興味のある方は、各団体に問い合わせしてみてほしい。
 リレー中継の後は、全国の支援団体・親の会を動画で紹介。かんもくフォーラム2023にオンライン参加の皆さんはそのままZoomでのお話し会になる。

「支援団体・親の会紹介」への参加は2016年は4団体だったが、今回のフォーラムでは、18団体が予定されている。

第一回「ひろがる つながる ここから」というテーマで、たんぽぽの綿毛がとんで各地て花を咲かせてほしいという思いから始まったかんもくフォーラム。確実に全国各地に花を咲かせていることを感じられる。

またここから新しい綿毛を飛ばして、花を咲かせてほしい。
 
さあ、みんなで「やってみよう!」
たくさんの方々に、参加してほしいと心から願っている。

かんもくネット事務局 わかや(はるお)