誰に見せるでもない日記2020.4.12~

2020年4月12日
昼:肉じゃが、オクラおひたし、豆腐の味噌汁、玄米ご飯
夜:寿司(持ち帰り)


昼間天気が良かったので犬の散歩で大きい公園へ。人がめちゃくちゃ多い・・・・。ちょっとショック・・・。フットサルチーム?とかで子供がフットサルしてる。キャッチボールしている人たちもいる・・・・。なにこれ、ずっと夜しか外出してなかったから知らなかった。一緒にいた彼は「平和ボケしている。政府が統治能力がないとはこういうこと」だとはっきり言う。統治能力というか政府が不安を煽っているからではないかと反論。お金というものの力は大きい。そこの補償がされてなく、家でフラストレーションが溜まり、DVとか虐待に走るのを食い止めようとしているのではないかと感じた。常々感じていたのだけれど、今リモートワークにできてお給料が変わらない職業に就けただけで”勝ち組”なのだ。世の中は絶対に出勤しないといけない人でまわっている。医療、物流業、小売店なんてまさにそうだ。安倍さんのツイッターを見てなんだこの優雅なおっさんは。仕事しろよ。お前が真っ先に自粛要請をした文化ってものに対してないがしろにしてるんじゃねえよという気持ちが先に立ちイライラする。
ぎすぎすした空気、落ち込んだ空気はよくないので夜ご飯は近所の回転寿司のテイクアウト。パッと店内を見た感じ飲酒量が非常に多い。あと席数を制限しているのだろう、2メートル間隔もない。非常に見ていて不安になった。わたしたちもまたゆっくり話しながらお寿司が食べたいね。と言いながら帰った。そんな自分も平和ボケしている。

2020年4月13日
昼:炊き込みご飯、肉じゃが残り、雷こんにゃく
夜:ほうれん草バターソテー、ホタテのホイル焼き、卵焼き、玄米ご飯
毎日毎日腹が立つ。何が緊急事態だ。緊急事態のふりをして自分たちの要求を通そうとする。政治家が公然と詐欺をやっているのだ。そう思うと腹が立ち、東日本大震災のことを思い出し泣き出しそうになる。千葉で豪雨警報が出た。昨年の台風のあとはどうなったのだろう。みんなご飯は食べれているのだろうか、避難生活なんて風になったらどうしようと不安に気持ちを支配されていないのだろうか、と悲しくなった。警報が解除されてよかった。
夜ご飯の時に彼と喧嘩。喧嘩のきっかけは些末なものだが、わたしは自分のしていることや意見が否定されるとたまに自分自身が否定されたような錯覚に陥る。以前カウンセラーに「あなたはずっと深い井戸の底にいるような状態で、底にいるあなたに誰かが言葉をかけたとする。でもあなたの所に届くまではもう形が変わっている」と言われたことを思い出す。本当にそうなんだと思う。何も食べたくなくなってご飯を残す。もう自分なんて何も食べずに死んでしまいたい。不安だ、限界だ。わたしの好きなものもこの世界では何の意味ももたない。

2020年4月14日
昼:餃子テイクアウト、玄米ご飯
夜:レトルトビーフカレー、野菜スープ
死んでしまえたらどんなに楽なんだろうと朝から思う。呼吸が浅くて肺が苦しい。もう死ぬんじゃないかなという錯覚に陥る。厚生労働省のライン調査は元から健康な人というのを前提としたアンケートでそれもあって世の中から取り残されたような気がする。
独りよがりのような気持ちになり孤独だとだけ思う。
ここ数週間ほとんど出かけていない。家の近くのカフェ大丈夫かな、あのパン屋さん、まだやってるかな。といったことを考える時間が増えた。わたしは3月の3連休に映画を観に行ってお茶を飲んで帰りに少し高いお菓子も買った。その時は好きな施設やお店が潰れたら嫌だからという思いでやった。自分が保菌者かもしれないなんて考えもしなかった。でもあの時あの場にいた人たちの殆どは自分の好きなものが無くなったら嫌だから、応援したいという思いでそれをやっていたんじゃないかなあ・・・・。と思い心がキュっとなる。なにが「おうち時間」だ。なにが「おうち時間を豊かに」だ。クソだ。「おうちの意味は自分の内面のこと☆」みたいなキラキラも消えてしまえ。という思いが先に立つ。お金がないと心は貧しくなる。補償を出してくれ。キャバクラ時代に働いていた人のなかで「つかの間のお小遣い稼ぎ~」なんてい軽い気持ちでやっていた人なんて1人もいなかったぞ。と心の中で叫ぶ。
今日もフリーランスの友達から「国の給付金が通らなかった」とラインがきた。給付金の意味間違ってるんじゃない?どこかのお偉いさん。補償が無くオリンピックとか改憲とか言ってる国でこれからも生きていかないといけないんだ。

2020年4月15日
昼:うな丼、あおさの味噌汁
夜:もつ鍋
今日はわたしは料理をしない日。昼間スーパーに行ったらやっとレジ前で距離を空けるための目印があった。ほっとする。「うなぎを食べたい」というので何年かぶりのうなぎ。うなぎはもう食べれないかもしれない世代のことを思うとキュっとなるけれど食べる。
当座のお金をおろすために郵便局へ。「15日は年金の振込日です。混雑が予想されます」といった内容の張り紙があってそうなんだ、と初めて知る。わたしたちの時にはきっと無い制度を利用できるお年寄りがたくさん・・・・。わたしたちの子供が大人になった時にはもう無いだろう。自分は子供がいないけれど、それもあって子供なんて・・・・・。と思う。子供がいる人を支援する側に回りたい。
毎日信じられない何が嘘で何が本当か分からないニュースばっかり。とりあえず布マスクは受け取り拒否することに決めた。あんなもの要らないよ。役に立たないもん。せめて作るなら使えるものを作ってくれ。

2020年4月16日
昼:ざるそば
夜:カップヌードルチリトマト
昼はざるそばに大根おろし、ひき割り納豆、ほうれん草をトッピングして食べる。昼間彼と喧嘩。もともとは慰安婦像うんぬんに関して。彼はなんだかんだ自分が優遇されているという自覚がなく、むしろ女性の気持ちを理解している男性だと思っている。数か月前の自分を見ているよう・・・。私はここ数か月フェミニズムの本をやっと読み始めて「理解する男性をスタンダードとしたいので必要以上に褒める」ということをやめた。ことなかれ主義、「もっとやんわりと言った方がいい」なんていう意見うんざりだ。自分も20代のときは年齢が自分より上の女性に「もっとうまく立ち回ればいいのに」くらいのことを思っていたし、自分に来る仕事相手のセクハラめいた視線に耐える女性のことがかっこいいと思っていた。でも自分があの時声を上げていたら今みたいな女性蔑視社会じゃなかったのかもしれない。もう少しマシな社会だったのかもしれない。某大臣が「セクハラ罪なんて罪はない」と言ったことに対し世の中はもっと怒って動いて引きずりおろしていたのかもしれない。全部つながっていたということがやっと分かってきた。ずっと分かっていたけれども不安に目を向けるのは怖いからずっと見ないふりをしていたのかも。自分も加害者だ。今からやれることをやっていくしかない。

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この写真はよく行くカフェのクロックマダム。半熟卵ってなんでこんな美味しいのかなあ。

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