4年ボリュゾ児SAPIX生の1年間◾️総論◾️

4年生の1年が終わりました。
正確にはまだ最後の復習テストが残っていますが、惰性で淡々とこなす日々。
保護者会動画では肝の学年だやること激増だ等々ビビらされまくり、及び腰ながら次の1年に闘志を燃やしてこの1年を振り返ってみたいと思います。

1.我が家のスペック

一人っ子男子。
両親ともに地方公立コースからの地方国立大医歯薬系出身。同業専門職、共働き。
やや発達傾向あり、言語能力・模写能力(字、絵ともに)に難あり。立つのは早かったが喋るのは遅かったタイプ。精神年齢は周囲から置いていかれている天真爛漫系。

2.なぜSAPIXを選んだか

学習内容を管理したかったから。
内容を把握し、息子に必要なものを見極め、スケジュールを組みたかった。そういうのが好きだから。実際やってはいるが見極められてはおらず難航中。そのへんの見極めも甘かった。
あとは塾とのコミュニケーションが最小限ですみそうだったから(コミュ障です)。

3.入室までにやったこと

こちらに関しては就学前から遡らねばなりません。
やや発達傾向のある息子、当然落ち着きはなく保育園や幼稚園でじっと座ってはいられない。黙ってもいられない。
とにかく就学後周囲へご迷惑をおかけせぬよう、椅子に座っていられるよう、まずは幼稚園の課外授業にあった学研教室にぶち込み、家では年中からZ会をスタート。毎朝10分から家庭学習をスタートさせ、徐々に時間を増やしていき、1時間の現在に至る。尻を椅子につけて座れはつい最近まで言い続けておりました。
公文は英語だけちょろっと行ったものの先生怖くてすぐやめました。

やった教材はZ会の他、市販でよさそうなものを手当たり次第。最も力になったと思うのは陰山式のシリーズでした。百ますとか。このシリーズを親の仇のように繰り返した結果、学校での百ますは、先生含めほぼ無敵になりました(現在のアルワン君にのみ、勝てることがある程度だそう、本人談)。その他トップクラス問題集、きらめき算数脳など。トップクラスは非常に難航しつつ、3年頃にはなんとか太刀打ちできるようになっていました。
漢検は6級まで。あまりの漢字の覚えられなさ、忘却の速さに、費やす時間がもったいなくなりそこまでで断念。

そんなこんなで、3年の4月に大規模校の一番上のコースに滑り込みました。

4.ここまでの成績推移

入室前、2教科偏差値はだいたい53くらい。
入室直前になぜか花開き、65まで躍進。3年生の間はそのあたりに位置し、そこからそれまで奇跡のようにそこそこ取れていた国語が案の定下がっていき、新4年のコースを決める最初の組分けで57くらい。やむなし。直後コロナによる休講中、始まった4科目に言語能力が対応できず総合で50ちょいまで下がる。
休講中数回のマンスリーで慣れたり勉強法を試行錯誤したりで、休講明け最初の組分けで57まで盛り返してギリファに返り咲き。そこからじりじり上げて現在59。
休講明けからはα中〜下位を行ったり来たりという推移でした。

5.習い事との両立と勉強時間

4年生の通塾日は平日2回ですが、残りの平日3日は全てサッカーでした。ちなみに3年生までスイミングにも通っていましたが、4泳法クリアしたことと本人の希望もあって、コロナでお休みになった勢いでやめました。

先述した通り朝は毎日1時間ほど勉強。夜9時にはおねむなタイプなこともあり、塾のない平日の放課後は時間との戦いです。幸い学校の宿題が少なく10分もあれば終わるので、下校後宿題と翌日の準備が終わったらサッカーへ。
6時過ぎにサッカーから帰ったらすぐお風呂に入り、1時間半ほど勉強をしたらご飯を食べて、10分ほど暗記モノやって就寝。長引くことも多々あり、塾がない平日の合計すると1日の勉強時間は計2時間半〜3時間といったところ。塾のある日は朝の1時間。
土日に関しては朝も合わせてだいたい3時間半〜4時間くらい。土日だからと言っていつもの内容よりあからさまに増やすと猛抗議に遭い、無理矢理やらせたところで効率も上がらず何のプラスにもならないので、土日の勉強量は平日より目に見えて多いということはありません。時間が長くなっているのは、宿題となっている内容の面倒な部分をそこに充てているからです。

はっきり言って両立はキツかった。だけど、本人が大好きなサッカーで思い切り発散した後の方が効率が上がるように見えたこと、無理矢理にでも勉強しない時間を確保して、ここぞというときに全時間を勉強に解放したいこと、それでも成績が維持できていたことで、両立する道を選んでいます。
ちなみに2度目の緊急事態宣言でサッカーが休止になり、日々の運用がとても楽チンに感じましたが、その分嬉々として遊びに行くし、ちょっと期待した勉強量は一切増えませんでした。それでいい、それでいいんだ今は...

5年生からは通塾日が週3になるので、サッカーは1日お休みの残りの平日2日となります。平日こんなにギチギチで魔の5年生こなせるのか?!と不安でしたが、よく考えたらみんなが自由に使える平日が1日減ったので、習い事がない場合と差が縮まったことに気がついたのであった。土日に習い事のタイプのお子さんはまだまだ余力温存してるな...と、内心思っています。
6年生では通塾日を見ると週に1回は練習に行けそうですが、どうするかは保留。さすがに公式選手登録はしませんが、週1の1時間半、体を動かしに行くのはプラスな気もしています。怪我だけ勘弁。

6.SAPIXを選んで良かったか?

先述したように、私がSAPIXを選んだ理由は、ズバリ塾にお任せしたくないからでした。なんならSAPIXは、巷で秀逸と言われるテキストを貰いに行き家庭でこなして鍛え上げる、ハイスペック公文と心の中で呼んでいます。
実際3年生で10ヶ月通ったときの印象はハイスペック公文そのものだったかな、という感じですが、4年生の1年間でそれは当たらずとも遠からずというところに位置するところとなりました。

3年生は正直SAPIXも重要視していないオーラがプンプンで、保護者会でも「焦らないでください、4年生から嫌というほどしごきますから」と言われたのを記憶しています。
4年生が始まって感じたのは、3年生までと4年生からは全く別の塾だな、ということ。3年生までは私の方も塾とコンタクトを取ったことがないというのもありますが、このコミュ障の私でも何かしら塾に家庭学習について質問すればすぐ電話がかかってきて、本当に親身になって(に思える)相談にのってくれました。
コロナ禍ということもあり、今年度は質問はメールやzoomでも受け付けてくれ、国語の記述なんかは毎週1問メールで添削してもらっていました。来年度も引き続きそうなりそうだと聞いています。

ただし、こちらから働きかけなければ塾側から連絡が来ることはほぼありません。成績優秀児が突然成績を下げた場合、連絡が来たと聞くことはチラホラありますが我が家は無縁。なにせ6年生まで面談がない塾ですから。

その辺を含め、我が家には合っていたと思います。膨大な量の家庭学習の管理は辛く大変ですが、私にとったら勉強内容は何も把握しないまま塾におまかせで進んでいくことの方が苦痛なので。そうは言っても、他塾だって結局多少なりとも親の介入が必要でしょうから、親がこんなに苦労するなんて話が違うじゃないか!という気持ちにはSAPIXである限りなりません。どんなに塩な対応があっても、だってサピじゃんで終わり。今年のコロナ対応も非常に評判は悪かったですが、私としては、だってサピじゃん、で終了しています。そんな親御さんには、SAPIXは合っているのではないでしょうか。

7.4年生に課金は必要か?

ここで、SAPIXではカリキュラム上取らざるを得ない季節講習は課金とは捉えず、家庭教師や個別指導など家庭学習をサポートするものを「課金」と定義します。

これは千差万別、正解はないと思いますが、個人的には不要と感じています。そのカードを切るのはまだ早い。
我が家の息子の場合は、個別や家庭教師で塾以外の勉強時間を強制されたら気が狂うだろうと思ったからです。ただし、頓珍漢な国語に関しては誰かにすがりたい気持ちは拭えません。それが今年、コロナ禍の特例で毎週メールで記述を添削してもらえたことで、ペースを作りながら学習を進められた重要なポイントだったと思っています。
課金する前に塾に頼れないのか?意外と優しさもちゃんと持っています、SAPIX。

以上、ボリュゾから上へ突き抜けてみたい、ボリュゾ児1年間のレポートでした。

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