4年生ボリュゾSAPIX生◾️文系科目コレやった◾️

4年生の1年間全体を通して記事にしましたが、では具体的にどんなことをしたのか。
ボリュゾ目線で振り返りたいと思います。
今回は文系科目編。

国語

国語の教材にはAテキストとBテキストがあります。

◾️Aテキスト
・コトノハ・読解メソッド・読解演習・漢字で構成。
・5回に1回、コトノハ・読解2種の代わりに『知の冒険』という回があり、主に文法の知識を学びます。この内容を5分割し、各回の漢字、また『言葉ナビ』という語彙の教材の該当範囲と一緒に、毎週授業内で行われるデイリーチェックテストとなります。
コトノハは短い文章で語彙を学ばせる作り。
読解メソッドは短めの文章を使ってあらすじや気持ちの整理などを穴埋めさせ、内容把握のスキルを身に付けさせる作り。
読解演習は読解メソッドよりやや長めの文章で、選択問題中心の実践的な問題。
・息子のコースの授業では主にコトノハ、読解メソッドを扱い、残りは全部家でやってきて、でした。
◾️Bテキスト
・15ページ前後のかなりの長文を扱い、ほとんどが記述、たまに抜き出し問題という感じ。
・授業ではおそらく指示された順に各自のペースで解き、その場で先生に添削してもらいます。1問10点満点で、合計点数によってシールをもらっていました。
・家庭学習は、内容の並べ替え問題、心情のまとめ問題、微妙に間違っている記述を正しく直す問題、そして記述を2問程度、ということが多かったです。

国語ダメ男はどうテキストを使うのがいいのか。
検索してみると、Bは捨ててもいいからAを徹底的に、というのがよく出てきます。それならばと、当初私が解説しながら読解メソッドも読解演習も全問正解できるまでやってみていましたが(休校中だったりで暇もあった)、同じ文章を読むことに意義を感じられずやめ。
Bテキストはできるだけ全て解くようにしていましたが、国語ができないのにオーバースペックなのではとモヤモヤ。ただBに関しては、メールで添付してくれれば添削しますよと校舎から案内があったので、全て解くことにはこだわらず毎日1題ずつ解き、週に1問ずつ添削してもらうことにしました。

そんなこんなしてるうちに夏にさしかかり、夏休みに向けてSAPIXから『国語の要』という読解編・知識編に分かれた冊子が配られました。読解編はAテキストの読解演習と同じくらいの長さの文章で構成。知識編は夏休みまでの漢字や語彙総まとめ。便利。

季節講習ではBテキストのみになるのですが、夏休みの間に
・Bテキストから1題解き、たまに先生にメールで添削してもらう
・国語の要から読解を1つ
・知識の反復
のルーティンで落ち着いたので、国語の要の読解編が終わったらその勢いで啓明舎の『読解の基礎』に切り替えました。

もうこの頃には国語の飛躍は諦めており、初見の文章をたくさん読んで慣れる経験を積みながら精神年齢が上がるのを待つ作戦です。幸いというかなんというか、読書はジャンル問わず好きなので読むのは苦ではないようです。つまり読書が好きだからと言って国語ができるわけではない。
現在は『読解の基礎』は終了し、『ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集』をやっています。
問題集の評価はまたいずれ。

国語の偏差値は、休講期間中一度40台を記録し青ざめましたが、その後は50〜59でうろうろ(だいたい50台前半)。実は『読解の基礎』をやり終えた直後のマンスリーで60近く取れ、効果が出たのかまぐれなのか判断しかねましたが、その次のテストでは50に急降下したためまぐれ判定。
多くは求めず、日々淡々とこなしているのでいつか結果が出るはずと信じながら、他の教科で全力で穴を埋める方針です。

社会

・カラーの表紙と、授業で扱う説明のページが3枚、確認問題レベル1〜3、関連するトピックを取り上げた『社会の眼』という読み物、その週の暗記事項をまとめたデイリーステップで構成されています。
・確認問題のボリュームはそれほどでもなく、1週間で十分網羅できる内容です。
・副教材として、アトラス(地図帳)、白地図トレーニング帳があり、白地図トレーニング帳は任意ではあるものの、必須課題になる校舎もあります(息子の校舎では「できればやるといい」くらいの提示でした)。

ただし。
確認問題だけやってもSAPIXのテストの点数は取れません。毎週の授業内テストであるデイリーチェックで満点が取れていても、マンスリーでは平均点取れなかった、とか普通にあります。特に組分けテストは平均点が低く、50点を切ることもザラ(100点満点)。

息子の場合、最初の数回のテストはまず問題が読み取れておらず、平均を割っていました。そこで覚えるのが苦手だから、と思い込んでしまったのですが実はそうではなく、オーソドックスなテキストの確認問題のような出題の仕方ではないために、設問の意味がわかっていなかったのです。
もちろん漢字も記憶も苦手ではありますが、もともとは歴史少年のため、一度歴史と関連づけてしまえば苦手意識は無くなりました。

白地図トレーニング帳とテキストの確認問題をガンガン回して地理名称や語句を頭に叩き込みつつ、テキストとアトラスと参考書を読み込むスタイルで定着しています。
ちなみにデイリーステップは、内容のほとんどが白地図トレーニング帳に含まれているため、一度確認するかしないか程度です。
参考書として使っているのがこちら

このシリーズは因果関係がよくわかって、知識の点を線で繋いでくれるのに役立ってます。割とSAPIXのテキスト内容と被っている印象で、メモやノートをちっとも取ってこない息子の頭の中で授業を再現してくれている感じ。

基本的にテキストを一言一句覚えていけばマンスリー8割取れると聞いたことがありますが、ただテキストを丸暗記するのは息子には不可能なので、合格する地理の2冊は大変役立っています。これで実際マンスリーは8割程度の得点で、ここ最近の偏差値は60ちょいくらいで落ち着いています。他の教科に労力を費やしたいので、今はこれ以上はやりません。精度はもう少し高めてほしいかな。

ただ、先述したように、オーソドックスでない出題が多く、世の中に目を向けて考えることがプラスアルファで重要なよう。これは実践的な受験対策ともつながるのでしょうね。我が家ではずっと朝日小学生新聞を取っており、毎朝1面の内容を教えてもらったり、ブラタモリやニュースを観せたりしています。

以上、文系科目編でした。



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