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第一志望と併願校、我が家の場合

1月は都内で受けられる1校だけ。
2月は午後受験はひとつもしませんでした。本人の希望と、体力温存した方がいいとの夫の強い主張によるものです。

我が家は附属ではなく進学校が希望だったのと、息子の行きたいと思える学校、そして受験時の偏差値で考えて
1日:麻布、海城、本郷、芝
2日:本郷
3日:海城
4日:芝
5日:本郷
1日だけバリエーションを持たせて考えていたほかは、1日から5日まで麻布以外3校の使い回しみたいなかなり絞られた併願パターン。
2日で確実に取らないと、3日の海城は御三家組が集まって偏差値的には1日の麻布よりも上だし、厳しい戦いになります。もし2日がダメだった場合は3日ストップかけるかもとサピの先生から言われてもいました。
言われてもいましたが、この併願パターン自体はごくオーソドックスでもあるようで、3日がややチャレンジではあるものの全体として息子の学力から言っても妥当ではあったのか、初回の面談で驚くほどアッサリ「じゃ、これで行きましょう」

◆ ◆ ◆

我が家にとって予行演習以上の受験目的がない1月はともかく、2月に関しては午後に確実なところを確保しておきたいという気持ちは私の中にはずっとあり、本人も本番が近くなるとそんな気持ちもなくはなかったよう。
最後の面談(といっても3年間で2回しかない面談の2回目)で先生に相談すると
「息子さんは行きたいところでしか頑張れないタイプだと思うんですよね。だからこのまま行きましょう。2日は多分取れるし、もしダメでもすぐ切り替えて4日5日で取ってくるタイプですから。」
ということでこのままGoすることに。
たしかに麻布なら午後も試験があるからその後に受けられる学校は限られるし、2日は絶対に落とせない、3日はややチャレンジだと思うと、1日1校にとどめて常にベストで行けるよう翌日に向けて整える方が息子には合っているとも感じてはいました。

SSで麻布に一直線の対策をしつつ、夏前には反抗期からの成績不振もあり1日校をわりとギリギリまで決めきれずにいましたが、最後のマンスリーの結果と4回の合格力判定サピックスオープンの結果が出揃った時点で
▪︎4回の平均偏差値(=持ち偏差値)が合格可能性50%偏差値を超えていること
▪︎最後のマンスリーでαにいられること
▪︎SSの席次が去年の合格者のボーダーを(いつもではなくても)超えていること
以上の条件をすべて満たしたので、晴れて1日校は麻布でGoとあいなった次第です。

ここまで常に当落上、先生からも「(合格可能性は)五分です」と言われ続けていた息子でしたが、冬期講習からグイグイ来た感じがあり、SSの席次もかなりいい席に座れることも。先生からも「冬期からかなり力ついた、合格可能性も20%くらい上がった」と言われたそう。

◆ ◆ ◆

1分1秒惜しんで集中していた1月は、都内でサッと行って帰ってこられる愛光1校に絞って正解だったと思います。受験校を増やせばそれだけ勉強時間が削られてしまうので。さらに愛光は午後にまたがった試験なので、それも麻布の予行演習になりました。
ちなみに1月は感染予防も兼ねて始業式から1週間通学した後は学校は休んでいます。

そして1月受験、午後にまたがったとはいえ1日この1校だけで相当疲れてしまったので、2月に午後校を一つも受けないということが不安から逆にアドバンテージになると考えることができるようになったのも良かったかもしれません。

そんなこんなで運良くといいますか調子を上げながら当日を迎えられたわけですが、志望校を決める一番大きな要因かもしれない、それは息子が勝負強い可能性が高いと考えていたことです。
思えば小さな頃からここぞという場面ではそれまでの遅れが嘘かのように華麗に決めることが多く、成績も大きなアップダウンはほとんどなく、緊張もあまりしたことがないと言う常にマイペースな息子。入試本番は多少緊張したとしても、大きく乱れることはないだろうと踏みました。

そして実際その通りで、毎回本番を終えるたびに「いつも通り。できたところもあればできないところもあった。でも多分大丈夫」と淡々と語り、おそらくいつも通りの力を出せていたのだと思います。
こればかりは性格によるので、対策のしようがない部分ではありますが、作戦は間違ってはいなかったようでした。

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