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「≠MEは青春です」

photo by らくらく(@87rak2)

 先日、ノイミーの3周年コンサートに行ってきました。前回行ったのは12月のイブ公演だったので実に2ヶ月ぶりのノイミー。国際フォーラムホールAというノイミー単独公演史上1番大きな会場でのライブということもあり、期待に胸を大きく膨らませて当日を迎えました。結果としてこの期待は大きく超えられてしまい、感情が溢れて止まらないために丁寧にアウトプットしていく目的でこのnoteを作成していきたいと思います。

 ライブの規模感をしっかりと把握したのは会場に着いてすぐでした。会場前の拓けた広場にはわけいってもわけいっても人の海。入場が始まれば孫悟空も驚くほどの蛇の道が出来上がり、今までとは違う光景たちにこれからのライブが妙妙であることを予感しました。

 僕は昼と夜の両部参加し、昼は2階9列から、夜は1階38列から見届けていました。体感としては2階9列よりも1階38列の方が近かったです。もしかしたらステージ横の通路に尾木波菜ちゃんが何回か来ていたのでその印象からそう感じているのかもしれません。

 ライブのセトリは両部ともに以下の通りでした。

00.Overture
01.チョコレートメランコリー
02.秘密インシデント
03.クルクルかき氷
04.てゆーか、みるてんって何?
05.ポニーテールキュルン
06.誰もいない森の奥で一本の木が倒れたら音はするか?
07.空白の花
08.# おふしょるにっと
09.ワタシアクセント
10.P.I.C.
11.≠ME
12.君はこの夏、恋をする
13.超絶ヒロイン
14.好きだ!!!
15.「君の音だったんだ」
16.「君と僕の歌」
17.まほろばアスタリスク
18.君はスパークル
19.虹が架かる瞬間
EN
20.てゆーか、みるてんって何?
21.ミラクル!
22.自分賛歌

 既に5億回みなさん言ってると思いますけど、もう自分たちの曲だけでセトリ組めちゃうのも時間の流れと成長を思わずにはいられないですよね。そして相変わらず素敵な曲が多いし、幅広いし、良い曲達をもらっているなぁと再度思いました。このセトリを見返しながらノイミーと尾木波菜ちゃんへの想いを(冗長で疎密になってしまうかもしれませんが)綴っていきます。

 ライブの幕を開けたのはチョコレートメランコリー。MVが公開されてから好きで仕方なかったのですが、ライブで食らって更に好きになりました。
女の子のドロドロと濃くて重い恋心という今までなかったコンセプトのおかげで、尾木波菜ちゃんの表現力の手広さを痛感しました。
憂いた顔・鬼気迫る目力・曲に対する解像度の高さとそれを表に出すための一挙手一投足へのこだわり……「アイドルらしい可愛い仕草ができる」だけじゃなく、求められた世界観に没入して、そのイメージを自分から更にアップデートしていく力があるんだなと思いました。
この3rd表題きっかけで「尾木波菜ちゃんには演技挑戦してもらいたいなぁ」と思っていたので、おジャ魔女どれみの舞台が決まったのは非常に歓喜しました。

 2曲目は秘密インシデント。今回は記念コンサートだったためか、曲が聞こえて真っ先に1stコンサートでの開幕秘密インシデントを思い出しました。ノイミーちゃんが成長したなと思うのは当然なのですが、恥ずかしい話、今では完全に踊れるようになってる自分の成長も感じてしまいました。
尾木波菜ちゃんの「既読も早すぎだとダメらしいし」、ここが本当に公演を重ねる毎に聴き心地の良さが増しているんですよね。ライブに行く楽しみの1つがここのパートを聴くことにもなっているくらいです。段々と伸びやかになっていく歌声に、尾木波菜ちゃんの飛躍を予見させられるばかりです。

 毎回恒例、尾木波菜ちゃん前口上からのクルクルかき氷。テンションが上がらないわけがないですよね。
クルかきは(当然)「(す、すき!)私も!」のパートが好きなんですが、初めて参加したオリジナルステッカーサイン会でその旨を伝えた時に尾木波菜ちゃんがこのパートやってくれたんですよね。これがきっかけで尾木波菜ちゃんをガッツリと推すようになりました。
僕はツアーからライブで毎度スイカスケブを1人掲げていたのですが、今回は尾木波菜ちゃんもスイカを持ってきてくれて勝手に嬉しくなっていました。冬の会場に2つの西瓜。季節外れなくらいがちょうどいいのです。

 
 満を持してみる何がきましたね。まさかあんなに大バズりするとは、、、「はじめまして」から入る曲が新規さんの入口になるなんてオシャレですよね。あまりにも人気が出過ぎてアンコールでもっかいやってたの僕得すぎました。しおりんクラップって一日に4回してもいいんですね。捕まりません?
尾木波菜ちゃんの「(グルグルグルグル…)さんしゅーねーん!」が半端なく可愛くて良かったです。4周年も5周年も何周年だって聴けたらいいなぁと思います。

 続いてポニキュル。相変わらず盛り上げ力が半端ないですね。ノブコブの吉村くらい半端ないです。クルかき→みる何→ポニキュルって流れもブーストかけすぎてて怖くなっちゃいますね。尾木波菜ちゃんがいつかまたポニーテールでライブやってるの見れたら嬉しいです。

 誰森は初めてライブで見たのですが、めちゃくちゃダンスと演出が素敵でした。特に最後の終わり方、ライブの中でも鮮明に記憶に刻まれています。そこからの空白の花への繋がりも魅力的でしたよね。なんかちゃんの歌声だけに浸っていい4分半の国際フォーラム、とても心地良かったです。

 # おふしょるにっとをやることも、なんならオフショルニットを着てやることも予想はついていたけどほんっっとに沸きに沸きました。可愛いを極めた先に# おふしょるにっと在り、です。首の傾げ方とか顔を色んな方向に向ける様子が「可愛さをみんなに届けるぞ」っていう尾木波菜ちゃんの想い全開で素敵でした。
いつか「そう恋の行方は君次第」で尾木波菜ちゃんと指を差し合いたいです。

 ダンスナンバーの火蓋を切ったトラックでの各々のソロダンス演出、痺れましたね… 尾木波菜ちゃんは通路で踊っていたので昼はモニター越しに、夜は少し近めに見ることが出来ました。ハイキックの繰り出しがとても美しくて身体能力の高さを思わされました。ワタシアクセントでの踊りもイコノイフェスから更に上達しているように思いました。尾木波菜ちゃんは「歌もダンスも苦手だ」と言っていましたが、きっとその気持ちを払拭すべく並々ならぬ努力をしているのだと常々感じます。研鑽され続けるパフォーマンスといつでも欠かさないファンサ、メリハリであるこの異なったスキルを同時に高め続ける尾木波菜ちゃんには尊敬の念を抱くばかりです。

 ≠MEでは尾木波菜ちゃんの真骨頂とも言えるシーンがありました。この曲はサビで指差しをするんですが、尾木波菜ちゃんはここで会場の右から左、下から上とファン一人一人に指差ししていたんです。笑顔を綻ばせながら会場を見渡すその姿は本当に煌めいていて、あの瞬間だけは生涯忘れたくないなと強く、強く心にとめました。

 ツアーでこれでもかというくらい聴いた君はこの夏、恋をする は僕の2021年夏秋を象徴するものとなりました。みんなのクラップから始まって、階段を一つ一つ踏みしめて登るように進むイントロ。高揚感にダメ押しするかのよう届けられる尾木波菜ちゃんの指ハート。歌い出しで鼓動が一気に疾走感を得ていく感覚が堪らないほど快いんですよね。マッシュアップ、好きだなぁ。

 超絶ヒロインと好きだ!!!のとろけちゃうようなコンボ、とんでもなく笑顔になってしまいましたね… 
超絶ヒロインを初めて聞いたのは8/1の六本木アイドルフェスでした。特定のグループのために実際にフェスに赴く経験はこれが初めてで、自分が人生で今までにないくらい1つのグループに熱を入れているなと改めて実感した日でもあります。「あなたのために可愛くなる」なんて、こんなに言われていいんでしょうか…
好きだ!!!はノイミーの曲の中でもずば抜けて好きな曲なんですよね。ノイクリは好きだ!!!から始まったんですが、とても好きな曲であることに加え、自分はチケットがギリギリまで確保出来ていなかったこともあり、「本当にライブに来れたんだ!」と思わず嬉し涙を流してしまった思い出の曲でもあります。その時のことを思い出し3周年でも危うく泣きかけましたが耐えました。男の子なので。

 「君の音だったんだ」~虹が架かる瞬間、とんでもないほど泣いてしまいました。あまりにも美麗で、強くて、偉大で。この5曲において僕の感情は心に収まりきらないほどに溢れてしまいました。
「君の音だったんだ」はノイミーが"青春"であることの比喩的な曲だと思っていて、彼女たちがノイミーと共に年月を重ねる度に疾走感と力強さを得ているような気がしています。
まほろばアスタリスクなんて思い出だらけです。10月4日Zepp Divercityでの夜公演。初めて聞いた時「この曲と共にノイミーが大きくなっていくんだ」と思うと嬉しくて堪りませんでした。イコノイフェスの360°ステージで披露した時、まるでプラネタリウムみたいに拡がり煌めく彼女たちに陶酔しました。
透明で一途な想いを綴った"君はスパークル"の歌詞が好きで好きで仕方がないのですが、「歌ってる君が綺麗 ちょっと泣いた」「縮まることのない距離が眩しかった」「好きとか恋とかファンだとかそういうのじゃないんだ」とか目の前で歌われると、より想いが深まってしまいます。
国際フォーラムで聴く「君と僕の歌」は今までよりずば抜けて響いてしまいました。僕は昼も夜も全体をある程度見渡せるような位置にいたのですが、種々様々なカラーのペンライトで埋め尽くされた客席を見て、「大きいステージに連れてきてもらったんだなぁ」と泣いてしまいました。離れた席でしたが、今回も尾木波菜ちゃんに見つけてもらえたような、そんな気がしています。
そして、虹が架かる瞬間。唯一ももきゅんのパートが誰にも代替されておらず、この曲はみんなで完成させるんだという素敵な意志が見えました。バックモニターで流れるももきゅんの映像をみんなが眺める場面。円になって歌唱する場面。日頃メンバー同士がリスペクトと愛を持って接しているのを見ているからこそ、より一層感涙してしまったように思います。

 僕は尾木波菜ちゃんのことが大好きです。顔が猛烈にタイプだっていうこともありますが、何よりも彼女の人間性が好きです。尾木波菜ちゃんがイコノイフェスの夜公演で涙ながらにしたMCを今でも覚えています。ノイミーのメンバーや先輩への愛、周りの人や用意された環境への感謝、ファンを想う心……尾木波菜ちゃんがアイドルという仕事に対して一貫した姿勢を持っていることが伝わり、熱い気持ちになりました。彼女のその想いは単なる言葉じゃないことも、それまで推してきた時間の中で重々知っていました。
尾木波菜ちゃんには何度も何度も魅せられて来ました。個人的に貰った言葉やファンサもその1つですが、それはまさに"その1つ"でしかありません。こういったファンへの向き合いを文字通り一人一人にしていること、日々パフォーマンスを向上させていること、彼女がアイドルらしくあるために多岐にわたって意識を向けていることが、尾木波菜ちゃんを推し続けたくなる理由なんです。

「ここにいれて私は幸せです」

1stコンサートで尾木波菜ちゃんが書いていたメッセージ。僕は尾木波菜ちゃんがアイドルとしての幸せをたくさんたくさん、掴んでほしいと思っています。尾木波菜ちゃんが僕のことを忘れてしまうくらいに大きくなってほしい。ノイミーがどんなに大きくなっても、その客席で1人のファンとしてペンライトを振っていたい。虹が架かるその瞬間というものを、幸せになっていくその姿を、見届けたい。そう思います。

 僕は尾木波菜ちゃんを幸せにするなんて壮大ことは出来ないし、良いファンかどうかなんてわからないけれども、誰よりも尾木波菜ちゃんのことを想っている自信があります。彼女のアイドルとしての幸せを願っている自信があります。今回3周年という節目を迎えたこと、その節目でノイミー単独史上最大のライブを開催できたこと、そしてそのステージで尾木波菜ちゃんが弾けんばかりの笑顔で立っていたこと。尾木波菜ちゃん、ノイミーちゃんが幸せの階段を登っていく過程の1つをこの目で見れて本当に嬉しかったです。

 ノイミーは「東京ドームに立ちたい」と度々公言しています。どれほど困難な道か、ボクらファン以上に彼女たちが感じていると思います。それでもなお胸を張って丁寧に重々しく夢を語るその姿は、並々ならぬ覚悟と勇気が12人の中であることを想わせてくれます。彼女らがあのステージに立つその日まで応援し続ける所存です。

 これまで積み重ねてきた努力とこれから先の光景を想起させられる素晴らしいコンサートでした。ファンでいられて良かったと心の底から思えました。

 ≠ME、尾木波菜ちゃん、本当にありがとう。

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