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柑橘類の寒害とその対策

●小中原 実(静岡県柑橘試験場)の資料引用
https://www.jstage.jst.go.jp/article/agrmet1943/39/4/39_4_315/_pdf

●寒害の影響
冬季の異常な落葉は、花芽分化の抑制や着果不良、結実量の減少。あるいは果実の品質低下などを招きやすい。

落葉の主な助長要因としては、蒸散と吸水や落葉を直接支配する風速との関係がある。

柑橘類の寒風害の発生機構としては、地温低下による吸水量の減少と強風による蒸散量増大の結果として、体内水分に不均衡を生じ、葉柄基部が脆弱となり、耐風性を著しく減少させる。

●寒風害の防止対策
・防風林の設置
・樹冠に網や寒冷紗を被膜して枝葉のゆれ止めを行う落葉防止
・温州ミカンは、前年の結実量との関係が大きく結実過多は被害を著しく助長する。


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