無敵の現代文記述攻略メソッド

学参無料公開後の反響と『無敵の現代文記述攻略メソッド』の制作秘話

やってよかった無料公開

こんにちは、広報Sです。
3月9日に公開した、弊社の学習参考書無料公開のプレスリリースとnoteがびっくりするぐらい拡散され驚いております。

noteのダッシュボードを見る限り、3万人以上の方に読んでいただけたようです!(2020年3月11日現在)「スキ」もたくさんいただきました。note公式さんにもピックアップいただき、ありがとうございます。保護者の方々のお役に立てれば幸いです。

反響

ちなみにプレスリリースも1800件以上、シェアされました。こんなの初めて!PVもUUも異常値…。

Twitterもnoteの通知も止まらず、ドキドキしております。弊社のSNSはお恥ずかしながら大した影響力を持っておりません。ひとえに著者の先生方が一斉にツイートしてくださったおかげです。ありがとうございます。

とにかくアツい!現代文のスペシャリスト

その中でも真っ先にツイートしてくださったのが、『無敵の現代文記述攻略メソッド』著者の小池陽慈先生でした。

小池先生は早稲田アカデミー開成高校合格者数日本一達成の立役者→Z会東大マスターコース→四谷学院→2013年より河合塾・河合塾マナビス現代文講師というすごいキャリア。そんな小池先生が初めて書いた現代文の本が『無敵の現代文記述攻略メソッド』なのです。

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本書は2月に発売したばかりの新刊です。それを休校対策の一環とはいえ、無料で3/31まで読めるなんて太っ腹じゃないですか?ご快諾いただいた小池先生に感謝です。

無料公開中→『無敵の現代文記述攻略メソッド

今回は本書の担当編集であり、元塾講師でもあったNに、発売するまでの裏話を語ってもらいました。

担当編集Nより

*  *  *

はじめまして、編集部のNです。

小池先生を知ったきっかけは……じつはTwitterです。2021年の大学入学共通テストでは従来とは違う形式の問題が出題されそうということで、多くの教育関係者はその動向に注目していました。そんな中、Twitterでめちゃくちゃアツく現代文について語っている先生がいました!!それが小池先生です。

小池先生のツイートは、けっこうなカオスです(笑)。でも、そのカオスの中には、生徒に現代文を得意になってもらうためにどうすればいいのか、もがき苦しみながら答えを探そうとする小池先生の姿が確かにありました。この熱量を形にしたら、今までとはまったく違う現代文の参考書ができる!と確信しました。

実際にお会いした先生は、Twitter以上にアツかったです。そして、共通テストがどうなろうとも、これからは記述力が絶対に必要になるのだと、力強く語ってくれました。

もちろん「記述」問題対策の参考書としては、すでに素晴らしいものがたくさんあります。ただ、この時に先生がおっしゃったのは、「記述以前にやらなくてはいけないことがある」ということです。

それは、本文をきちんと読むこと

それができないうちに記述の書き方だけを学んでも力はつきません。でも、課題文の本質に迫り、読むことと書くことをつなげられるようになれば、どんな問題にも立ち向かえる確かな力がつきます。時間はかかるかもしれないし、まわりくどく感じるかもしれない、でも、小手先のテクニックではない本物の力を育てるために、腹をくくって作っていくことになりました。

参考書は大学に合格するためにあります。どんなに良いことがアツく語られていても、合格できないのであれば意味がありません。

テクニックを載せなくても、きちんと合格できる力を養成するにはどうすればいいのか……。理想と現実を行ったり来たりしながら、試行錯誤は続きました。

そして、かつてないほどに「実直」な本ができあがりました。ただひたすら文章と向き合う方法だけが語られています。もしかすると「愚直」と言ってもいいかもしれません。

でも、「筆者の主張はさいごにまとまっているからそこを使えばOK」とか「本文の大切そうなところをつなぎ合わせれば要約は完成」というような薄っぺらい勉強をした受験生とは、別次元の力がつく1冊になりました。

以下は、本書のコラムの中の一節です。

文系理系を問わず、あらゆる学問において必要とされるのが、「先人たちの残した文章を正確に読み、それに返答する」という営みです。あの偉大な科学者であるアイザック・ニュートンも自らの手紙の中に引用したとされる「巨人の肩の上」という比喩がありますが、これは、「先人たちの業績の上に乗っかって初めて、新たな発見をすることができる」という意味なんですよね。
つまり、学問の府である大学に入学を希望する際、皆さんは「巨人の肩の上」に乗ることができるかどうか、すなわち先人たちの残した文章を正確に読むことができるかどうかを試される。

大学に入ってからも学びは続きます。「巨人の肩の上」に乗ったとき、どのような景色が見えるのでしょうか。本書がみなさんの未来につながるものになればうれしいです。

*  *  *

最後に小池先生が本書の使い方について、ご自身のnoteにまとめてくださったのでご紹介します。表現力を鍛えるためのオススメの書籍も紹介されています。受験生のみなさまは、ぜひご一読ください。めでたく重版もかかりました!

では、また!

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