見出し画像

12月会議での一般質問

12月会議での一般質問は「目指すべき公共交通のあり方とは」としました。質問用紙に記載する口調は固くて偉そうに見えるんですが、その様式が一般的だそうです。腰は低いです私。

目指すべき公共交通のあり方とは

ー質問の要旨ー
只見町では住民に寄り添った公共交通体系を作ってきた経過がある。

デマンド交通雪んこタクシー、定期路線バス自然首都只見号、福祉乗合いきいきバス、スクールバスなどがあり、デイサービス施設の送迎、明和地区買い物支援バス、介護タクシーなど民間や住民主体の交通機能もある。

しかしここ数年での町内外の環境の変化が大きく、今後を見据えた地域公共交通のあり方を再考する時期がきていると考える。例えば

・令和4年度に、只見-会津川口間の代行バスが運行終了(鉄路再開通)
・令和3年度で、定期路線バス自然首都只見号の国予算の実証事業が終了
・数年後に控えた国道289号線八十里越の開通
・バス運転手の高齢化、担い手不足
・民間の介護タクシー新規開業
・山村教育留学生、外国人技能実習生の送迎、休日の移動手段
・只見高校野球部の活躍により近隣中学からの野球部希望者
・夜間の公共交通の需要、飲食店や宿独自の送迎
・南会津病院への透析患者の送迎

特にスクールバスは年間約6,000万円の税金が投入されており、国県の支援はなく町の単独予算である。そのため町独自の交通網を組み立てられると考える。

多くの町民、観光客が快適に利用できる地域公共交通が必要と考えるが町長の考えを問う。

です。今回用意する資料は1枚。

資料の「款」「項」「目」「節」は、「大」「中」「小」みたいなものです。右に行くごとに細かい分類になります。

追記


質問してきました。報告。
スクールバス6,000万円は単独予算だけど、普通交付税の算定に入るそうです。
出るけど国から入る感じです。勉強不足ですみません。どのくらい入るのかはこれから勉強してきますのでまた報告します。

質問に至った経緯

町内(外)の交通に年間1億円以上の税金が使われています(私が予算書で確認したものなので誤りがあると思います)。けどなんだか1億円もの満足を得られていないのではないかと感じています。主観です。

約10年前ほどに今の交通体系の骨組みができたようです。それから継ぎ足し継ぎ足しで補強してきているようですので、ここらで交通整理をしたいと考えています。

この春に福岡県で保育園児の送迎バスでとても悲しい事故がありました。あのような事故が起こりにくい仕組みを作っていかなければいけないと思うんです。
バスの運転手さんの高齢化がすぐに解消する見込みはちょっと薄い。そうするとミスが起こりにくい仕組み、つまり運転に集中できる仕組みにする必要があります。

今、只見町のスクールバスは「ドア トゥー ドア」で運行しています。
家の前から学校まで直通。スクールバスを利用しないときの経路の変更の連絡を先生やバスの運行管理者の方がしています。その日その日で急に停留所が減ったりする状態で運転に集中できるのでしょうか。

私はそんなフルオーダーのマンパワーに頼ったスクールバスの仕組みが、最善だとは思えません。またそれが子どもにとって最善のスクールバスとは思えません。

公共交通は、みんなのための交通。
子どもたちには、国籍や年齢が違う人たちと一緒に乗ってマナーを守って利用する。外国人の技能実習生の方と「グッモーニン!」「オハヨウゴザイマス!」みたいな挨拶ができたり、友達と車内で騒いで、カミナリおやじに「コラー!」って怒られたりする。そんなバスの方が、子どもたちにとって良い環境だと思うんです。自分たちだけの環境ってとてもバランスが悪い。

子どもにとって良い教育とは、無償化・無料化ではないし、過剰なサービスでもない。世の中の仕組みを理解する力、新しいことを発想する力、変化を楽しむ力。そういうところを育てることが大切だと考えています。

民間の仕事を行政が奪うべきじゃないし、何でもかんでも行政がやるべきじゃないし、社会福祉、社会的弱者、声なき声にこそ行政は力をいれるべきだとも考えています。