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一般質問がんばってきます。

来週の火曜日、9日より只見町議会6月会議が始まります。選挙後、初の一般質問ができる機会がある会議です。
議会2日目の6月10日(火)の15時~16時ぐらいからスタートだと思います。その日の最終質問者になります。

一般質問とは

一般質問は、議題とは関係なく行政全般にわたる議員主導による政策論議である(抜粋)

質問の効果とは

質問を行う目的と効果は、ただ単に執行機関の所信をただしたり、事実関係を明らかにすることだけにとどまるものでは決してない。所信をただすことによって、執行機関の政治姿勢を明らかにし、それに対する政治責任を明確にさせたり、結果としては、現行の政策を変更、是正させあるいは新規の政策を採用させるなどの目的と効果がある。

質問の要領とは

一般質問は、大所高所からの政策を建設的立場で論議すべきであること、また、能率的会議運営が必要なことを十分理解して簡明でしかも内容のある次元の高い質問を展開したいものである。

と議員の教科書、議員必携には書かれています。ここまでの内容で質問は、まだまだできませんが、近づけるように努めていきます。私が投げかける一般質問が町のお知らせ版を通じて公開になりましたので、その意図を書きます。長いです。すいません。

1つ目の一般質問

町・議会・町民による町民会議の提案について

【意図】
町(執行機関)と議会と町民の3者が話し合う町民会議を提案したい。町民全員が、「自分の思いをぶつけるのではなく、相手の本音を聞く」機会が必要と考える。
課題が解決できないのは、誰か(どこか)のせいではないのに、自分ではない誰かに責任があるかのような発言を聞く機会が増えたと感じる。
3者は責め合うのではなく、互いに切磋琢磨し、時には全面的に応援できる関係性が望ましいと考える。
課題解決のために知恵を出し合い、決定したことには自分事として責任を持ち、その重要さを再確認したいと考えるが、町長の考えを問う。

【補足】
私の選挙の公約の「町が直面している問題の情報共有・対話をします」の実現に向けた質問になります。
只見町の役場庁舎は暫定移転で2つに庁舎が別れています。これは誰も望んでいない形だと思っています。これはある特定の誰かのせいではなくて、町民全員にも責任あるのではないでしょうか。

只見町では、道の駅構想が始まっています。今の町の空気で進んでしまっては役場庁舎と同じ結果となる可能性があります。今ここで一回立ち止まって、町民全員が「一度、考え方を変えてみる」必要があると考えます。この会議を実現できたとしても予想されることは「特定の誰かの話が長い」「誠実な返答がない」などがあります。そういったことが起こりにくいやり方を試みたいのです。つまり、やっていることは同じでもやり方を変えてみよう!です。

実現したい会議の一例としては
・三国志レイアウトで【行政】【議会】【町民】陣地を作る
・陣地の異動は自由。どの立場に立っても良い。相手の立場になってみる。
・行政の陣地に誰もいない荒野になったら→【結論】役場職員を応援しよう。で終了。
・相手が聞かれたいだろう質問のみ発言できる。自分が言いたいだけのことは発言できない。相手を否定するような内容も発言できない。
・1人2回のみ発言できる。合計持ち時間は90秒。時間の割り振りは自由。
・議長は高校生。容赦なくズバズバ時間のベルを鳴らして進行してもらう。
・時間は貴重。100人集まれば、自分の発言は99人の時間を奪っている。

というようなゲーム感覚で3者が座談できる場があれば、とっても楽しいと思うのです。その中で町の未来に対してワクワクするような話がポツポツとでてくるようになると、それはもうそれだけで成功なんじゃないかと思うのです。

2つ目の一般質問

職員と町民が協働したまちづくりの提案について

【意図】
職員全員に一律10万円の予算を預け、自由課題解決を促すことを提案したい。町民が主役の町づくりを実現するためには、役場職員が積極的に町民の方と協働することが重要と考える。職員は能力が高く、町を愛し、高い志を持っており、町が抱えている問題が見えていると思う。
1人だけでは10万円の課題解決しかできないが、課を越えて10人集まれば100万円の課題を解決できる。その予算を持って、町民の声を聞きに出向き、協働することで信頼関係が生まれると考える。

そういった職員の思いを尊重し、成長を促すことができる予算があれば、「事業の成果」「人材の育成」「町民との信頼関係」という大きな財産が
得られる可能性があると考える。
人材に投資し、課題に挑戦し、変化し続けることで、20年後に町が存続するために、今打つべき政策は、「只見町は挑戦しているぞ!」という空気を作ることではないかと考える。新たな課題解決方法の提案について、町長の考えを問う。

【補足】
私の選挙の公約の「頑張っている人、若者を応援します」の実現に向けた質問になります。
この質問の趣旨は「この事業を今すぐに実現してほしい!」ということではなく、目まぐるしく変化する世界にどのように適応する仕組み(体制)を作っていくかを一緒に考えて、力になりたいということです。

現在の只見町役場の人員体制ではこの事業に臨む余力はないと感じています。それでもこの事業に可能性を感じられるなら、実現するためにまず何をすべきか。人員を増やすのか、事業を減らすのか。ゴール(実現)から降りてくる階段の選択肢を議論したいです。

行政という立場では難しいかもしれませんが、只見町は今、「固い」と感じています。固いというのは砕けるということです。一部分でも良いから「柔らかい」とそこは受け止められ、形を変えることができます。
新型コロナのような緊急時だけ柔らかくすることは難しいです。平時から柔らかさがあると、適応しやすいと考えます。

終わりに

「一般質問とはなにか?」を勉強していないまま、質問状を提出してしまいました。関係各所の皆様にはご迷惑をおかけしました。それでも原案のまま進めていただけるよう調整していただいたことを深く感謝します。ありがとうございます。