企業買収されると株はどうなるのか?
Zホールディングス(旧ヤフー)という会社をご存じですか?
この会社はZOZOやアスクルを買収していて次にLINEを買収します。
実際にはZホールディングスの親会社であるSoftbankとLINEの親会社であるNEVERが50%ずつ出資してJVという会社を作ってそこからLINEを事業移管して...もうおなかいっぱいだ。
そもそもNEVERって企業だったのか。韓国の会社なのか。
という無知はさておき、とりあえずLINEはZホールディングスの子会社となります。
ここで疑問が生まれます。
LINEの株を持っている人ってどうなるの?
ということで今回は持っている株の会社が買収されるとどうなるのかをできるだけ簡単にご説明します。
持株の会社が買収をすると株はどうなるのか?
先に持ち株の会社が別の会社を買収した場合をさくっと解説します。
結論:持ち株に変化なし。
(情報によって株価の上下は発生する)
これ以上もこれ以下もありません。
買収には二通りある
買収には「連結子会社化」「完全子会社化」の二通りあり、それぞれ株の処理が変わります。
連結子会社化は親会社が株の過半数を持っている状態です。ZホールディングスでいえばZOZOやアスクルがこれにあたります。
ちなみに親会社の株の保有率によって権限が異なります。50%持っているからといってなんでもできるわけではないんです。
完全子会社化は親会社が株を100%保有している状態です。今回のLINEがこれにあたります。
連結子会社になると
結論:持ち株に変化なし。
持ち株数が増減することはありません。ただ親会社が過半数以上を買い付けようとするため株価が上昇する傾向があります。
完全子会社になると
すでに他人が株を持っている状態で保有率100%にするのは不可能じゃないか?という疑問を持った方も多いかと思います。
ここで使われるのが株式公開買い付け(TOB)です。(連結子会社化時も使われます。)
買収する会社が期間を指定し、その間市場の価格とは別の価格で投資家から株を買い取ることができる制度です。
市場では500円の株を、別ルートで1000円で買いますよ~!と投資家に促し、直接買い取るわけです。
それでも株を売らないと強制的にTOB価格で買い取りが行われます。
(完全子会社する場合上場廃止になるので、持っていても意味がなくなるため)
まとめ
買収される場合は必ず会社から株主に連絡があり、対応も説明されるので必ず情報を確認してから売買の判断をしましょう。
今回簡単に説明するために情報を割愛している部分が多々あります。
詳しく知りたい方は
「完全子会社 連結子会社 違い」
「TOB どうする」
「買収 株 どうなる」
と検索すると詳しく説明をしてくれているブログがでてきますので、ぜひ検索してみてください。
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