(詩)ひとりぼっちに気付かなかった

ひとりでいることと

ひとりぼっちでいることはちがう

私はひとりでいることが好きだ

必要以上に構われることは好まなかった


子育てをして

それでもひとりだった

まわりにああだこうだいうひとはいたけど

いつもひとりだった



何年かして気がついた

じぶんが

「ひとりぼっち」になっていたことに


つながれるひとがいない

相談できるひとがいない

スタンドアローン

いつの間にかつながり先をなくしていた

何年も誰ともつながれず

一人で精いっぱい子育てだけをしていたら

誰にもアクセスできなくなっていた


つらい

かなしい

つながりを取り戻そうとしたけど

みんなはそれぞれの道を歩いていて

どこにいるのかよくわからない



途方に暮れた



あたらしいつながりをもとめて

生きていくしかないんだね

ああ、ここにも私とつながってくれている人たちがいる


ここには

わたしとつながってくれる人たちがいる


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?