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ウエノカナコの詩

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以前から書いていた詩を、不定期でnoteにあげていきます。日付が残っていれば日付を入れます。私の心の叫びです。 過去の詩にも、後からタイトルを付けることにしました(2021/3/…
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2021年3月の記事一覧

(詩)心配は鎖

「うるさいな」 「ほっといてよ」 と、心がつぶやく。 誰も何も言っていないのに。 心配は鎖だ。 人の行動を縛る。 犯罪を犯しそうになった人が 「親が悲しむ顔を見たくなかった」と言って 踏みとどまることがあるという。 だけど、僕は心配に縛られている。 あなたは、心配で僕をがんじがらめにして 僕は身動きが取れない。 「あなたが失敗するのを見るのが怖い」 「だから何にも挑戦しないで欲しい」 そんなあなたの、心の声がきこえる。 「うるさいな」 「ほっと

どうしているか気になるあの人

あの人は今どうしているのだろうか。 私がそう考える。 あの人も「彼女は今どうしているのだろうか」と思ってくれているのかな。 「どうしているか気になるあの人」 私にとってはそれは、「一緒に頑張ってきた人達」 人生の分かれ道で、さよならしてしまった人 私の引っ越しで、なかなか会えないままに連絡先が分からなくなってしまった人 私は、落ち込んだり怒ったりすることもあるけど 基本的には元気にしています。 自分のこと、そこそこ幸せだと言えます。 その一言を、伝えたい。

(詩)2021.2.24「関心はダンボール箱の中に」

”その時”の興味・関心に従うことが むずかしくなっているのかもしれない やるべき事が多すぎて ”今”やらなければいけない事が多すぎて ”その時”持った関心が あっというまにどこかへ流れてしまう 一人で自由にできていた時は 何時間でも立ち読みをして 心が反応した本を買って 家へ帰ってすぐに読んでしまうようなことができた でも今は、それを状況が許してはくれない 心にフタをする 関心を「とりあえず」の箱に入れる そしてそのまま忘れてしまう 目の前の 生き