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北村紗衣「お砂糖とスパイスと爆発的な何か」

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2015年10月から2023年12月まで、サイゾーのウェブサイトであるwezzy(当初はmessy)で連載されていたシリーズのアーカイブです。映画や演劇、小説から時事問題、人生に… もっと読む
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【お砂糖とスパイスと爆発的な何か】「ガウェインの結婚」を歴史の授業で使わないで!…

 2年ほど前に「世界史講義録」というウェブサイトの「最初の授業」という記事がバズったこと…

【お砂糖とスパイスと爆発的な何か】外の世界とつながる外国語学習~内部告発者への尋…

 ローリング・ストーンズの新アルバム『ハックニー・ダイアモンズ』の先行シングル「アングリ…

【お砂糖とスパイスと爆発的な何か】歌って踊って窮地を脱するへんてこなヒロインのロ…

 トニー・ガトリフ監督の映画『ジャム DJAM』は、エーゲ海を舞台に若い女性2人が右往左往す…

【お砂糖とスパイスと爆発的な何か】知られざるプレコード映画の世界(10):嘘っぽい…

 フランク・キャプラといえば、最後のプレコード映画のうちの1本であり、スクリューボールコ…

【お砂糖とスパイスと爆発的な何か】知られざるプレコード映画の世界(6)ヒロインが…

 英語圏では、赤毛は偏見や差別の対象になることがあります。イエスを裏切ったイスカリオテの…

【お砂糖とスパイスと爆発的な何か】知られざるプレコード映画の世界(4)テキサス暴…

 プレコード映画特集の4回目でとりあげるのは、1932年の映画『ミス・ダイナマイト』(Call Her…

【お砂糖とスパイスと爆発的な何か】知られざるプレコード映画の世界(5)元祖『ロッキー・ホラー・ショー』、クィアなお屋敷ホラー『魔の家』(The Old Dark House)(北村紗衣)

 このあらすじの説明を見てたいていの映画好きが思い浮かべるのは『ロッキー・ホラー・ショー』(1975)だろうと思います。『ロッキー・ホラー・ショー』は2022年時点のインフレーション調整済み北米映画興行収入ランキングでは歴代85位で、非常に有名な作品です。    パロディやオマージュ満載の『ロッキー・ホラー・ショー』ですが、実はお話の展開はプレコードのホラー映画『魔の家』(The Old Dark House, 1932)からそのままいただいています。今回の記事では、この『魔

【お砂糖とスパイスと爆発的な何か】知られざるプレコード映画の世界(7)画期的なプ…

 1930年の映画『結婚双紙』(The Divorcee)はプレコード映画の中でも重要な作品だと言われてお…

【お砂糖とスパイスと爆発的な何か】知られざるプレコード映画の世界(8)番外編:航…

 今回の記事で紹介するウィリアム・A・ウェルマン監督『つばさ』(Wings、1927)は、厳密に言う…

【お砂糖とスパイスと爆発的な何か】知られざるプレコード映画の世界(9):メイ・ウ…

 プレコード映画の時代の大スターとして忘れてはならないのがメイ・ウェストです。ウェストは…

【お砂糖とスパイスと爆発的な何か】知られざるプレコード映画の世界(2)ニーチェに…

 前回の記事ではヘイズ・コードの概要について説明しました。今回からは何回かを使って、ヘイ…

【お砂糖とスパイスと爆発的な何か】知られざるプレコード映画の世界(1)~実は奥深…

 ハリウッド映画には「プレコード・ハリウッド」という分類があります。これはトーキーが始ま…

【お砂糖とスパイスと爆発的な何か】『人魚姫』は何の話なのか?~『リトル・マーメイ…

 先月、ディズニーの実写映画版『リトル・マーメイド』のティーザートレイラーが公開されまし…

【お砂糖とスパイスと爆発的な何か】発達障害と診断された私~ASDとADHDだとわかるまでに出会った本や映画について(北村紗衣)

 突然ですが、私はごく最近、病院で発達障害だと診断されました。軽い自閉症スペクトラム障害(ASD)と注意欠陥多動障害(ADHD)だということです。    自閉症スペクトラム障害はコミュニケーションがうまくできず、特定のものに強いこだわりがある症状、注意欠陥多動障害は文字通り注意力散漫とか多動の症状を示す障害です。    自分から検査を受けに行ってわかったので、とくに驚きはなかったのですが、今回の連載ではいつもと少し趣向を変えて、この経験について書いてみたいと思います。「自分は