松山勘十郎~第三章~(松山一族物語)
子供相手には正直難しい内容だったと思う。
それでも母上は根気強く拙者が理解できるよう根気強く諭してくれた。
「[人を呪わば穴二つ]という諺があります。
あんただって人間だもの、友達の中でも憎い奴だっているわよね。
子供だって大変よね。
でもね、一族からの期待を背負って生まれた勘十郎がそんな事では駄目。
安易な方法で自分の憂さを晴らすようでは駄目って事よ。
もっと違う形で方法で現状を打破できる時は必ず来る。
あんたは特別な星の下に生まれたのよ、
一緒に頑張って歩いて行きましょ」
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ナニハトモアレ世知辛い時代でございましてねぇ。拙者の思想妄想幻想世界の具現化にも先立つモノをお許しください。ここで頂きましたサポートは全て当一座の舞台への糧となります。「オダイハミテノオカエリニ」ササ、オキモチテイドデモ、ドウゾドウゾ