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【酒】言葉じゃない。声だけで泣かせる2人。オレンジの場合


みなさん、こんにちは。完熟オレンジことミドリーです。
なんと今回のテーマは「酒」。

実はミドリー、お酒は「苦い」からあんまり得意じゃないんです。そして、飲んでなくても「飲んでるの?」的なので、お酒の席でも支障はないのです。

飲むのはいつもカシスソーダか、梅酒。梅酒は甘いからロックでも大丈夫です。だから実のところ、自分がアルコール自体に強いのか弱いのかわからぬまま、恥ずかしながらこの齢まで生きてまいりました!

「飲んで記憶をなくす」こともないので、お酒がらみではほんと「お天道様に顔向けできるつまらない人生(byライチ師匠)」を送ってきました。ちっきしょ~!!
 
じゃ、「you やっちゃいなよ!」って話なのですが、いろんな人から「翌日ひどい二日酔いで」ってのを聞いちゃうと、「そんなの嫌だ」って思って挑戦もできない。はいはい、幼いころから「人生ゲーム」でもちゃんと保険に入っておくミドリーは、見た目より慎重派なんですよ。

だから、何を書こうかなーと思いまして。ぐるぐる考えたら「悲しい酒」というワードが浮かび、「美空ひばり」のyoutubeを久しぶりにみたわけです。そしたらこれが、

泣けるんじゃ。

歌詞の内容がどうであれ、「あぁぁぁぁぁ」とか「おぉぉぉぉぉ」とか聞いただけで涙が出そうになる声ってありませんか?ミドリーにはあります。今思いつく「発声だけで泣かせる歌手」は、図らずとも日本の歌姫とアメリカの歌姫だ!! 

その御二方とは、アムロちゃんでもアユでもなく、ビリーアイリッシュでもなく

美空ひばりとホイットニー・ヒューストン。
ほとんど昭和!! これは完熟5に相応しい選択といえるかしらん。

ここで、アメリカのリアリティ番組「アメリカンアイドル」のプロデューサー、サイモン・コーウェルがよく指摘していたことを思い出します。

アメリカンアイドルの本選に出る人は当然みな標準以上に歌が上手いのですが、そうだからか、ドラマチックな曲を選択してしまうのです。すると盛り上がり部分で絶叫しがちなんですね。「そうじゃない」と。ただ大声を出せばいいのではないと。ジェニファー・ハドソンがよく言われていたな。

ふたりの歌姫は、大声で絶叫しなくてもドラマチックなんです。私の涙腺をふるふる震わせるのです。

先ほど見直した美空ひばりの悲しい酒の動画には、(当時41歳)というテロップがでていました。「うそん!60歳じゃろ」っていう貫禄です。涙をポロポロ流しているのに音程が狂わない。聞いてるこっちは、「ひ~と~り、酒場でぇぇぇぇぇ」のこの小さい「ぇぇぇぇぇ」で涙腺がゆるみ、1番終わるころには涙ポロポロというのに。

でも、途中のセリフ「ああ、別れたあとの心残りよ」って芝居がかったひばりちゃんの声には「ぷぷっ」と笑える私。まだまだ、演歌の世界にはどっぷりはまれないんだなって。なんだか「セーーーーフ」って感じ。これから先も、こういうところに「おかしみ」を感じられる自分でいたいと思いました。

そんでもって、今更ながら1番の歌詞が40文字ぐらいっていう短さにびっくり!
「40文字なんて、何も書けません!」なんて、コピーライターとして言っちゃいけないっつうの。(反省)

そして、ホイットニーですよ。絶叫ではないドラマチックの最高峰は「ホイットニー 国歌斉唱」でググってください。国歌斉唱ナンバーワンといわれの高い動画です。キーが「えぇぇぇ?」ってほどあがるAnd the rocket's red glare部分の歌い上げ方。他国の国歌ながら涙があふれます。涙腺ゆるすぎ。

同じ国歌斉唱で、さらにビヨンセ、ジェニファー・ハドソンと聴き比べると、前述のサイモン・コーウェルが言っていたドラマチックと絶叫の違いが分かりやすいと思います。

ビヨンセはなんでもこなせる優等生。自分の声量とキーをしっかりコントロールして、ドラマチックにまとめている。生まれ変わったらビヨンセになりたい! 
ジェニファーは若い。海辺で好きな子の名前を叫んだら、向かいの島まで届くようなパワーに満ち満ちている。ジェニファーは演技がとってもキュートだから、ミュージカルで絶叫~!!っていうのが当たり役なんだと思いました。ドリームガールズはふたりの特性がばっちり出ていましたよね。大好き。

この尋常ではない才能を有するふたりをもってしても越えられないのが、ホイットニー(当時の)なんだなぁ。ホイットニーがドラッグとアルコールに溺れてあんなことになっちゃったことが、心の底から悔やまれる。

はっ!アルコールに溺れて・・・か。

「酒を飲んでも呑まれるな」。
ホイットニーにはこの日本語を教えてあげたかったなぁ。
「ダメ、絶対」も。


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