満月を一緒に見てくれませんか？【月】マンゴー編

夏目漱石は「I love you」の和訳を
「月がきれいですね」としたのは有名なお話。

さきほど、エンヤの曲を聴きながら、澄んだ夜空に煌々と輝く月を思い浮かべ、徳用イカ姿フライ（こわれ）をつまんでいるマンゴーです。うまいなあ、ビールが欲しくなる。

さて一緒に満月を見られる関係、なんて素敵なんでしょう。
恋人というより「友達以上、恋人未満（※昭和語録）」なカンケイの男女が、さーて、今ここで、友人卒業なるか！？
押せーーーー！のシチュエーションが合う感じ。

いいなあ（２度目）。
いま、必死に自分の過去を洗っていたのですが、そういったキュンキュンするシーンがまったく浮かんでこない。
「お月さま、きれいだねえ」と子どもたちと見上げたことは何度もあるのだけど（ぎゅ！）。

願わくば、残りの人生で「同じ月をみて、美しいと共感できる」人、
想いを共有する人に出会えますように。
またもや来世に期待しようかな……涙。

いや、出会ってたんです。友人Rに。

学生時代から25年来の友人であるR（女）と私は、満月を気にする仲。
というのも、お互い子どもを生んでアラフォーになったら「満月の日に泣く」「月光に激昂する（←続・昭和）」ようになってしまったから。
満月近辺に情緒が不安定になり、「怒」と「哀」がはげしくなるのです。

特に秋冬。
かぐや姫よろしく夜空を見上げて、ため息をつき、ヨヨヨと涙をこぼす。
過去の辛いこと、悲しいことがフラッシュバックして涙が止まらなくなる。どうしようもなく気分が落ち込む。体が重い。
かと思うと、キレまくる。

ホルモンの乱れ？（だろうな）
まさか更年期？（待って！まだ時間くれ）
スピリチュアル的に月の何かがどうかしてる？（何かしらはね）
狼男？（女だいちおう）
慢性疲労？（確実）

まてまて、手元にある「Newton 2018年10月号 P56 」をみるとこうありました。

「月は地球に大きな引力をおよぼして、地軸の傾きが変化するのを抑えているのです」

「月がなかったら、1日は5時間だった？」と。

つまり、月はただ地球のまわりにくっついてぐるぐるしている衛星ではなく、地球の四季や気候にじゅうぶん影響を及ぼしているのです。
（スピにも通じるものがある）

とくれば、地球上の生物である私たちも影響をうけないわけはない。
月の満ち欠けが作用して、感情に満ち欠けが起こるのも道理です。
あたしのせいじゃないんだもん。
ぜんぶ、月のせいなんだもん。
で、気づきました。

明日、3日（木）満月やんけ。

どおりで、今朝イライラが募って「早くして！！（激怒）」と傘を床になげつけたワケです。5分前にも「イスを揺らすなっていってんだろが！！」って叫んだ原因がここに解明されました。

きっと、アラフォーの乱れがちな女性ホルモンへ月の引力が作用し、感情がヒステリックになるのでしょう……BBAの典型ここにあり。
あーそうさ、そうさ、フツーすぎてつまんない女さ～！好きなだけdisるがいい、じきとおる道だコノヤローー！（←荒／満月作用）

ちなみに先のRのほかに、私たちは女5人で定期的につるみ続けているのですが、かぐや姫シンドローム（仮）に陥るのは私とＲのみ。

彼女と私の共通点は、一見華やか（顔が派手）、主張がはげしい、ふだんから喜怒哀楽がはげしい、よくしゃべる、情深い、来るもの拒まず、お人よしで割と背負い込む、実は尽くす。
知ってはいたけど、けっこういいやつでしょ？

かと思えば、ホルモンと関係のありそうな「性」関係はまるで反対。
「月のもの」を定日にキッチリ納品してくる私と、飛び飛びのＲ。
たしなむ程度の私と、パッションのモトだというＲ。
妊娠しやすい私と、しにくいＲ。

素人目には、生殖より性格に共通点が多いことにおもしろみを感じます。
お人よしは揺らぎやすいってこと？（雑）

とうとう明日となった満月、私たちはどうなることやら。
毎月、月に振り回されて情けなくもありますが、一緒にヘンゲする友人がいてくれることは心強いものです。ありがとう、R。

ああ、やっぱり女には恵まれてるんだよなあ。

by mango

Photo by illust_himeさん
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