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【詩】銀河鉄道の夜を見た夜

銀河鉄道の夜を見た夜

小さな天の川が登っていくように
銀河の鉄道が宇宙(そら)を駆け上がっていった

これがなんなのかはわからずに
時が過ぎるとわかりながら

わけのわからない
キラキラしたことが起きることは
もう何度もあって
そのまま過ごしてきたから

通り過ぎた誰が走らせた
銀河鉄道を
今度は私の燃料で
私の目的地に向かって
キラキラ走らせて
誰かが素敵に眺めるくらいに
こっそりひっそりちゃっかり
走らせてみよう

次の日
潜った海の空に小魚魚群
天の川のように登って行った
海を駆ける鉄道

私の鉄道はどこを走らせよう

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