議員定数減は社会成熟の証

政治・行政が上手く機能すれば住民の生活満足度は上がり、投票や立候補の動機は薄れる。投票者や立候補者が少ないということは、それまでの政策が奏功した証拠。

もし変人奇人が当選し政治がおかしな方向に舵を切れば、投票率は向上し、議員になりたがる者が増える。
たとえ議員数が十分でも、数に驕った政治家が少数派を蔑ろにすれば、選挙という名の緩慢な革命を待てない切羽詰まった不幸者が凶行に及ぶ事もある。
いずれも社会の不満増加・政情不安の結果だ。

議員削減は「議員の多様性」は失わせるが、それが「民意・政策の多様性」まで損なうとしたら、それは選ばれた政治家即ち選んだ有権者の質の問題である。量ではない。
嘆くのは偽善である。


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