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惨劇RoopeR 20200710

犯人探しループもの。

犯人役1人と当て役に分かれて、用意されたシナリオにそって、規定のループ回数内にシナリオクリアを目指す。

プレイ感としては、「当事者にならない人狼」という感じがした。ボードには「場所」(学校、病院、など)が描かれており、シナリオに指定された「配役」(女学生、サラリーマン、など)カードが配置される。それぞれのカードにはシナリオごとに「役職」(シリアルキラー、キーパーソン、など)が割り当てられたりする。

それぞれの配役カードには特殊能力が書かれており、さらに隠された役職も特殊能力がある。そしてプレイヤーはシナリオで設定された各配役の役職を推理しながら、設定された敗北条件を掻い潜り、指定されたループ回数以内にクリアを目指す。

実際のプレイ感は「人狼」である。しかし人狼より遥かに役職の種類や各配役の特殊能力などが豊富で、より推理のしがいがあると言っていい。脱落要素がなく、嘘をつかなければいけない状況の無い人狼。より推理パートに焦点を当てた人狼、ということが出来るかもしれない。カードに人狼をさせて、プレイヤーは客観的に人狼を当てるゲーム、とも言えるかも。

このゲームの難点は「とっつき難い」の一言に尽きると思う。ルール量で言えば人狼の何倍かわからない。サマリーの内容もかなり多い。シナリオを読み込んで犯人役が一人いる(事前準備が必要)。あと「惨劇RoopeR」という名前でどういうゲームかは連想し難い。など。

人狼と違いシナリオという概念があり、どんなシナリオなのかを連想するのも楽しい。そういう意味ではTRPG味とか、一種の観劇的要素もある。

いろんなシナリオが用意されており、さらに同人でオリジナルシナリオも出ているようなので、好きな人は無限にやりたくなるのも頷ける。

推理+シナリオ という点は昨今のマーダーミステリーブームにも合致する系統のゲームである(と思う)。


惨劇 = 事件シナリオ 

RoopeR = ループする人たち

という意味なんですね。


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