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自由な視点で名前に触れる

 わたしはヒトやモノの名前が大好き。でも名前の意味や由来には全然興味がなかったりする。本当に好きなのは名前の響きで、これがまた楽しい。この記事は名前の響きというものがイマイチわからない人や、そもそも名前に興味がない人に読んで欲しい。

 まず、周りの人に名前の響きについてどう思っているか聞いてみた。すると、「名前の響きを意識したことがない」という答えが多かった。でもそれは仕方ない。なぜなら、名前の響きに触れることの何が楽しいのか、そもそも名前の響きってどうやって感じるのかなど、わからないことが多すぎるから。
 でも響きというのは主観的なものだから、名前のどんなところに響きを感じるかは人それぞれ。自分の好みや趣味に沿って自由な視点で名前に触れることが大切なんだと思う。
 そうして名前に触れることで記事を読んでくれた人が、「この名前のこういうところが好きかも」と、自分が知っている名前に興味を持ってくれたら嬉しい。

 上に書いたとおり、名前の響きを楽しむ方法は人それぞれ。最初は簡単なものから楽しんでみるといいかもしれない。例えば、カッコイイと思った名前をたくさんメモして、なぜその名前をカッコイイと思ったのかを考えてみるとか。これはわたしが最初にしてたこと(今もしてる)。
 やり方がわかったら今度は名前探し。カッコイイと思った名前を探しに行こう…と言いたいところなんだけど、名前探しを目的にするって結構大変。だから名前探しは「見つけたらラッキー、メモしとこう」くらいの軽い気持ちの方がいい。
 ではどんな時にいい名前が見つかるのか。実はこれも人それぞれ。本を読んでいる時にカッコイイ名前に出会うこともあるし、ゲームやアニメに登場するキャラクターやモノの名前がたまたまカッコイイかもしれない。友達がたくさんいる人はその中からカッコイイ名前の人が見つかるかも。当然この楽しみ方にはルールがないから、どんなところから名前を持ってきてもオッケー。むしろいろんな媒体から名前を探す方が面白い。わたしもいろんなところからいくつか名前を選んでみたので以下に挙げておく。

〇釈迦堂刑部(しゃかどうぎょうぶ)
〇比叡山(ひえいざん)
〇メルセデス・ベンツ
〇スティーブン・スピルバーグ
〇明治ブルガリアヨーグルト

 名前がある程度集まったら今度はその名前を何種類かに分けてみよう。分け方もたくさんあるけど、最初は言語や文字で分けるのがいいと思う。日本の名前と海外の名前だとか、漢字ひらがなとカタカナで分けるなど。こうして分けることで、カッコイイと感じるポイントがいくつか見えてくることがある。
 実際に言語や文字で分けてみたところわたしは、日本の名前だと珍しい文字の有無、海外の名前だとフルネームを読み上げた時のリズムの良さで、それぞれカッコイイと感じていたことがわかった。ちなみに漢字とカタカナが一緒になって構成されている明治ブルガリアヨーグルトはリズムで選んだ。
 また、日本の名前や漢字を使った名前でもリズムで選ぶことがある。歴史の授業で出てくる墾田永年私財法(こんでんえいねんしざいほう)なんかはまさにこれ。リズムが最高なので意味は忘れても名前だけずっと覚えている人もいるのでは。

 名前の響きに触れるということがどういうことなのか分かってもらえただろうか。理解出来たところで特に得るものもないんだけど、自分がどんな感性を持っているのかくらいは分かるかもしれない。もちろんわたしのように完全に趣味で名前を集める人もいるかと思う。そのような人とは、一度話し合ったり集めた名前のメモを見せ合うなどしても面白いかもしれない。

 次回は、名前や文字に「属性」がある…かもしれないというお話。名前や文字が持つ属性をまたしても完全主観で考えていくつもり。

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