NMB48 23rdシングル 「だってだってだって」私的蟹解説
前回の更新からひと月近く経過してしまいました。
安定の三日坊主です。自分の苦手な部分だから仕方がないにしても、もう少し気楽にやりたいですね。自分のやれる事を増やすためにやってる事なので、自戒を込めて。
さて、今回はNMB48の新曲の23rdシングル
「だってだってだって」
自分なりの目線で解説してみたいも思います。
何故、解説をしたくなったかというと…
歌詞や曲の構成などに様々な工夫がされていて面白いなと思ったからです。
では解説していきます。
① タイトル
NMB48の公式YouTubeから、画像を引用しました。
MVのラストのシーンですが、
だってだってだっての3回続くこのタイトル。フォントが3種類使われています。
左からポップ体、ゴシック体、明朝体でしょうか?
まずこのタイトルに注目します。ネットのweblio辞書から引用すると「だって」は相手の言葉に反対したり、相手の反対を予想したりして、そうなった事情を説明する時に用いる。とあります。
その「だって」が三回続くことで、人物の心境の変化や、公式の見解からも、女性の恋愛に対する素直になれない。もどかしさを表現していると思いました。さらに上記のフォントの違いで心境が三段階に変化している様を表現していてるのも、上手い表現ですよね?「だって」を三回続けるだけで、タイトルから色々な想像を膨らますことができ、これを聴いた人それぞれで異なる捉え方ができる工夫だなと、勝手に関心しました。
② 曲構成
冒頭をAメロ サビ前の転調をBメロ サビをCどすると、頭サビから始まり、
C(頭サビ)→A→B→C→A→B→C→D(間奏後のメロディ)→C(落ちサビ)→C(大サビ)
となります。Dを勝手に登場させてすみません。このような構成になっています。
まず冒頭の頭サビ。ここ数年サブスクの普及により、音楽の聴き方にかなりの変化がありました。アーティストのCD単位ではなく、様々なアーティストの曲が入り混じったプレイリストで聴かれるようになりました。そのため、海外ではサビを冒頭に持ってきて、早めにリスナーの心を掴むという戦略が打たれるようになっています。そして、この「だってだってだって」も頭サビを使い、おそらくですが、サブスクで聴いてもらうことを一つの戦略の重点に置いているなと感じました。梅山本の初、そしてダブルセンターという試みもあり、変化や意図的な意識を感じますね。
他にも、Bメロと位置付けたサビ前のメロディです。大サビの前の落ちサビと同じメロディで、抑揚のアクセントになっています。
先ほどの
C(頭サビ)→A→B→C→A→B→C→D(間奏後のメロディ)→C(落ちサビ)→C(大サビ)
でみると、抑揚の波が、
高→中→低→高→中→低→高→(間奏)→高中→低→高
となります。抑揚がはっきりしていて、とても聴きやすいですし、大サビに向けて盛り上がるために計算された抑揚の構成だと思いました。
何度もリピートして飽きないで聴ける曲構成ではないでしょうか。作曲と編曲した、藤田克洋さん、N-Gramさんすごいです。ギター、ピアノとかブラスの編成も聴きやすいです。
③ 歌詞と韻
歌詞については、それぞれ想像いただきたいと思います。情景なのどはリスナーの皆さんの感じたとおりでいいと思います。(専門外なのでここは投げます笑)
私が面白いと思ったのは、サビのフレーズの変化です。
❶ だってだってだって
→ ❷なんでなんでなんで
→ ❸もっともっともっと
→ ❹だってだってだって
→ ❺なんでなんでなんで
だって、なんで、もっと、の三つの単語だけで、心境の変化を表現できていてすごいな…と感心しませんか?曲の抑揚と相まって、女の子の恋愛に対して、素直になれない気持ちがとても現れていると思います。
また、この曲全体で4分20秒くらいですが、歌詞のあるのは4分くらいです。そのなかで、
だってやなんでの「て(te)」「で(de)」が100回ほど登場します。これだけ登場すると耳に残ります。無意識に意識してしまう韻の連続です。母音だけでなく、子音のt.dも多く登場するので、本当にフレーズがすんなり耳に入りますね。とても聴きやすいです。曲の中で場面を想像できますし、秋元康さんは本当にすごいですね。
おわりに
①②③であけだ戦略、特に②③は現在の音楽事情に合わせていて、意欲作であり、10周年に向けて新たなファンを獲得しようとする意図が見えます。
私も新規ファンの1人ですが、NMB48の魅力が広がる一助になれれば、と思います。
私なりに、この曲の面白さを解説してみました。
以上、NMB48 23rd 「だってだってだって」私的蟹解説でした!
読んでいただきありがとうございました!
サポートはきままに、してくれたらすっっごく嬉しいいいいです!