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株式ポートフォリオ(暗記)

インデックスファンドとはどういうものか

運用対象ポートフォリオの特性(リスクとリターン)を特定のベンチマークと一致させるようにすることで、ベンチマークと同等のパフォーマンスの実現を目指す運用商品である。

アクティブ運用よりもパッシブ運用の方が効率的であるという主張の根拠となる考え方

  • CAPMによれば市場ポートフォリオが最も効率的なポートフォリオである。

  • ベンチマークに勝ち続けたファンドは存在しないという実証分析結果があることから、情報収集や分析にコストのかかるアクティブ運用は、パッシブ運用よりもパフォーマンスが低くなると考えられる。

スタイルドリフト

  • スタイルドリフトとは、保有銘柄の構成が当初目標としたスタイルから乖離してしまう現象をいう。

  • 適切なリバランスを行わないと、保有銘柄の特性が時間の経過に伴いバリュー株からグロース株、又はその逆に変化することでスタイルドリフトが生じる。

  • スタイルが大きく乖離しないように、運用委託者は委託したファンドのスタイルを定期的にチェックし、ファンド特性に基づく運用状況をファンドマネージャーに確認する必要がある。

スマートベータ戦略

  • TOPIXに連動するインデックスファンドは、市場時価総額加重型であるTOPIXを基準として構成銘柄やウェイトが定まるのに対して、スマートベータ戦略の構成銘柄のウェイトは、市場時価総額とは限らず、当該投資戦略によって予め公表されたルールに従って、銘柄の入れ替えやウェイト変更が行われる。

インデックスファンドの構築方法

完全法

  • 指数と完全に同じポートフォリオとなるため、TEが非常に小さくなるメリットがある。

  • 全構成銘柄を組み入れるため、構成銘柄の入れ替えに伴うリバランスコストがかさむ。

  • 取引所の売買が単元株式数を単位としているので、投資比率をTOPIXと完全に一致させるには大規模な資金が必要となる。

ESGファンド

  • ESG情報が現在の株価に十分に反映されていない場合、今後の株価上昇が期待できる。

個人投資家が投資信託を利用するメリット・デメリット

メリット

  • 一般の個人投資家では獲得困難な情報や技術を利用できる。

  • リスク分散効果を少額で享受できる。

デメリット

  • 信託報酬を払うことになるため、投資家自身で運用する場合には発生しないコストがかかり、その分だけリターンが減少する。

  • 投資信託はレディメイドであるため、必ずしも投資家自身のニーズにフィットするものではない。

ポートフォリオの組入れ銘柄数が増加するにつれてリスクが逓減する理由

異なる銘柄間の固有リターンの相関がゼロであるため、ポートフォリオの非市場リスクは、組入れ銘柄の非市場リスクの単純平均を総銘柄数Nで割ったものとなる。銘柄を増やしてNを大きくするにつれて、固有リスクはゼロに収束していき、ポートフォリオの総リスクが低減される。

リスクがある程度の水準で下げ止まる理由

組入れ銘柄数を増やすと、個別株式固有のリスク(アンシステマティックリスク)は低下していくが、市場と連動するシステマティックリスクは消去できないため。

情報係数

  • 予測値と実績値の相関係数を指す。

  • -1から1の間の値となり、高いほど信頼できる予測を出す能力が高いと評価できる。

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