パフォーマンス評価
インフォメーションレシオ
アクティブリターン/アクティブリスク
アクティブリターン=ベンチマークに対する超過リターン
アクティブリスク=アクティブリターンのトラッキングエラー
=アクティブリターンの標準偏差
与えられた数値が月率で、年率のインフォメーションレシオを求める場合には、アクティブリターンは×12、アクティブリスクは×√12を施し、年率に換算する必要あり。
ファンドの運用スタイルの特徴
サイズファクター
β[SMB] >0 のとき、Small>Big ➡ 小型寄り
バリューファクター
β[HML] >0 のとき、B/PがHigh>Low ➡ バリュー寄り
シャープのスタイル分析の長所と短所
長所
保有銘柄データを必要とせずリターンのデータのみで分析可能。
分析対象のポートフォリオが当初の意図に沿ったものかどうか客観的に検証可能。
短所
推定値が推定期間における平均的なスタイルエクスポージャーを測定しているため、推定期間中のスタイル変更を正しく捉えられない。
スマートベータ戦略の一般的なアクティブファンドとの比較
予め運用ルールが定められており、低い運用コストで効率的にベンチマークを上回ることを目指す。
従来のアクティブ運用と異なり、個別銘柄分析に基づくアルファの獲得を目的とはしていない点が大きく異なる。
カーハートのモメンタムファクター
作成方法
株式の過去11ヵ月のリターンに基づいて銘柄を3分割した3つのグループのポートフォリオのうち、最も高かったグループポートフォリオのリターンから最もリターンが低かったグループポートフォリオのリターンを差し引いた値をファクター値とする。
モメンタムファクターのエクスポージャーが正であるということは、ポートフォリオ全体として直前1年間のリターンが高かった銘柄をオーバーウェイトし、低かった銘柄をアンダーウェイトしているポートフォリオのリターンとの連動性が高い傾向があることを示している。
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