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今年買って良かったもの・体験して良かったこと

noteでこのトピックを見かけて面白い! 書こう! と思って、自分が2019年に購入したものを振り返りましたが、あまりピンと来るものがありませんでした。ここ10年くらいの私のキーワードが「体験にお金を使う」なので、思い入れのあるモノがあまりないんです……(こういうひと結構いるんじゃないかなあ……)

なので「#買ってよかったもの」だけでなく「体験して良かったこと」も入れて考えてみました。

トルコ・オルデニズ旅行

noteのカバー写真にも使っているオルデニズ旅行。地中海を眺めながら高度差2000メートルのフライト、最高でした。こんなに楽しい世界があるのかと感激しきり。生きててよかった。次にいくまでにもっと上手になって、もっと長くフライトできるようになりたい。

天狼院書店・ライティングセミナー

8月末から4ヶ月間受講したライティングセミナー。「誰かが読んで、フィードバックをもらえる」と思うと書くモチベーションが上がる……という良い学びになりました。そのいっぽう、セミナーがなくても書き続けるためのモチベーションを模索しています。仕事でもさんざん文章書いてるのに、まだ書きたいことがある自分を発見して、良い意味で驚きです。

iPad miniで読書できる環境を整えた

昨年iPad Proを購入しましたが、大きすぎて持ち歩きが面倒だし、立って読書するには重すぎました。いっぽうスマホで読書すると、熱中しすぎて具合が悪くなることが……。

試しにiPad miniを中古で調達して、カバンの中に常備してみたところ、好きな本を好きなときに読めて、読書にはちょうど良いサイズ。Kindle Paperwhiteでも良いのかもしれませんが、私は蔵書を全て電子化しているので、Kindle以外も読みたくて。Kindle, Bookscan, iBooks, ソラ(青空文庫)を入れて、読む本によって使い分けています。

カリマー デイパック VT daypack F

20L入って450g、とにかく軽いし、背負い心地がいい。通勤用に大活躍しています。これを使うようになってからショルダーバッグを持つのが苦痛です(笑)。ほかのバッグパックと比べても、とにかく快適。あまり多くは入らないけど街用なら十分な容量で、他のものに浮気する気が起きません。


ここからは「買って良かった」というか、「読んで良かった本」。ざっくりと前半がビジネス系で、後半がパーソナル系。

模倣の経営学(井上達彦)

マーケティングトレースの黒澤さんが言及していたので、手に取りました。タイトルから想像する以上の広がりのある、良いビジネス書。「何を「お手本」にするかは決定的に重要である」ということをしっかり押さえた上で、どう分析するか、どのように模倣するか……という話を、理論と実例をまじえて書いてあります。

模倣の経営学 (日経ビジネス人文庫)www.amazon.co.jp 913円(2019年12月30日 20:27時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣(ハンス・ロスリング、ほか)

動くバブルチャートのTEDスピーチで有名なロスリング氏の遺作。 

時を重ねるごとに少しずつ、世界は良くなっている。何もかもが毎年改善するわけではないし、課題は山積みだ。だが、人類が大いなる進歩を遂げたのは間違いない。これが、「事実に基づく世界の見方」だ

という前向きな主張を、10の切り口から解説します。「根拠のない希望を持たず、根拠のない不安を持たず、いかなる時も「ドラマチックすぎる世界の見方」を持たない」……ドラマチックを求める人の心を利用する商売が多いこの世界で、どう生きようかと考え込んでしまうけれど、自分ができることをやるしかありませんね。

ここらで広告コピーの本当の話をします(小霜和也)

図書館でなにげなく手に取ったら面白くて止まらなくなりました。

・優れたコピーを生み出すには、7日間時間を与えられたなら、調査が6日、コピーを書くのは1日あればよい。
・USPとターゲティングが全てを決める。
・売ろうとするモノ・コトを他と差別化するタグラインを明確にする。そのうえに立つ言葉としてキャッチコピーを考える。

著者の語り口が楽しくてわかりやすくて、それでいてかなり勉強していることが伝わってきて、続編2冊も読むことにしました。リンク貼るために確認したら、Kindle Unlimitedだと無料!

空をゆく巨人(川内有緒)

現代アートの巨星、蔡國強と、いわきの「すごいおっちゃん」志賀忠重のふたりを取り上げたノンフィクション。”自分がこの世界からいなくなった後にも続く「夢」を、この大地に根付かせる”という、極めてパーソナルな、だけど壮大なプロジェクトのはなしで、読んでいるこちらもエナジーを分けてもらえるような、爽やかな読後感でした。

絲的ココロエ―「気の持ちよう」では治せない(絲山秋子)

「人間は自分の意思では虫歯ひとつ治せません」

双極性障害(躁うつ病)、加齢による変化、定型発達、依存症、感情労働・・・と心の症状を取り上げたエッセイ集。精神の病は甘えではないし、心構えでどうにかなるものではありません。必要なのは自己メンテナンスの試行錯誤です。

心身ともにメンテナンスを欠かさず、来年も生き延びて参りましょう。



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