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月様美の紫式部 十日余りの月かしら vol.16


週末、こちら遠州の小京都 森町では
#小國神社で大祭が行われ、
#古式十二段舞楽
の奉納がされました。
なんとも勇壮な舞を
今年も観ることができました。ありがたや。
約1300年を繋ぐ舞楽がここにもあります。

#光る君へ
16回。華の影 鑑賞メモ。
今回はやっぱり定子サロン✨
多くの人が学生時代に古典の時間で読んだであろう名シーン!
これをドラマで観る日が訪れるとは、感激以外ありませぬ。

少納言よ、香炉峰の雪はいかならむ
と仰せらるれば、御格子上げさせて、御簾を高く上げたれば、笑はせたまふ

枕草子・第280段

土佐光起の絵さながらの、サマーウィカ納言の佇まいとドヤ顔!ヤッタネ✨
斉信との距離感も予感させるわ。

この段は、単に漢詩の知識があればよいわけではないってとこがポイントだなぁと
大人になると気づく。
ドラマでは、白楽天『白氏文集』を踏まえているっていうのを公任様に言わせるあたりも、にくい。
見処は、定子さまは、こんな雪の美しさを前に敢えて御簾を下げたままにして、直接「雪をみたいわ」と言わず、清少納言の教養を踏まえた対応瞬発力を皆に見せつけたとこですね。
主従の心通った見せ場。
いやぁ、一条天皇も若き貴族も集う定子サロン盤石!
行成の書も「古今和歌集」写本が登場!
奇しくも、現代では藤原定家の「古今和歌集」の注釈書「顕注密勘(けんちゅうみっかん)」原本発見のニュースも入りました。

というもののあやうい、にいに隆家が登場し、もはや中関白家あやうしカウントダウンは始まっているなぁ。
久々にかっこいい道兼登場も嬉し。

まひろ周辺でなく定子サロンに沸く今回でありました🐙

来週も楽しみです♪

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