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月様美の紫式部 下弦の月 vol.12

#光る君へ  鑑賞メモ。

雨あがり
遠州の小京都でも、小さく開花宣言の弥生末でございます🌸

今回、道長と倫子様結婚!
ドラマでは平安結婚システムを踏んではおりませんが、キャラクターを感じさせてくれました。
母の「入れておしまいなさい」は、平安的!
そして灯ほのかに御簾をはらりと開ける道長のお姿、素敵ね✨
中身、肉食倫子様。いよいよ道長の嫡妻に。
前回より、嫡妻、妾、という問題がありましたが、
#藤原道綱
を登場させて、何気に妾の辛さを語らせる。
道綱母、チラツキます。
この結婚は、道長の未来への大事なステップです。

一方のまひろは、道長から文が…。
弟 惟規との一コマは
#源氏物語
夕霧と雲居雁のような無邪気さ。
さわちゃんという、かわいいお友達も加わって
おります。
宣孝様のまひろ結婚作戦で、久々の実資様も。
オイオイ、宮廷春画もでちゃう(笑)

さすが、古典文学エッセンスの見事な配合。

と、毎度、見所が多いのですが、今回は平安
F4と藤原氏の繁栄の裏に見え隠れする呪詛が気になるウタコ。

所謂「四納言」となっていく、公任様、行成様、斉信様、そして道長のもう1人の妻となる明子さまの兄、源俊賢様。今回しっかり出てきた。
回を増すごとに行成の存在感も出てきて、道長へのラブさえも感じます🩷
後に三蹟と呼ばれる書の才能に加え、いわいる天性のセンスのよさは「大鏡」にも、あげられます。

少しいたらぬことにも、御たましひの深くおはして、らうらうじくしなし給ひける御根性…

大鏡

専門外のちょっとしたことにも才覚が深く働いてセンスのよさを爆発させちゃう天性をお持ちの方。

そして、
道長の妻となる明子さまの口から出てきた、源高明様、のちに天神様とされる菅原道真様…。
#日本三大怨霊

天皇によって、繁栄する一族あれば敗者となる一族もある。どう追いやったか。
追いやった側の負い目が自分自身を追い込んでいくということもありますが、陰のエネルギーは怨霊と化していく…。

目に見えない力が存分に発揮されるこの時代。
藤原氏の繁栄にどう影響していくか、が楽しみです。

そして、この遠州にも道真様の存在を残す場所があります。
合わせて、今回の「庚申待」についても、
またのタイミングでぶくぶくします。


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