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リポDに生かされている

朝、会社の最寄駅のホームでリポDを買い、その場で一気に飲み干して会社に向かう、というのが習慣化して1カ月が経とうとしている。

先月から仕事の忙しさが加速し、「もう行けるとこまでイッチャオ!」というランナーズ・ハイのようなモードになった結果のリポD。ワーカーズ・ハイ。なんというか、古典的なサラリーマンへの憧れみたいなものが自身の根底にあるのかもしれない。
正直そんなに劇的に体調が良くなるだとか、集中力が上がるだとかはない。けどやっぱりこういうのは気持ちも大事で、「やるど〜〜」という気分にはなる。

最近、やっぱりメンタルはめちゃくちゃ大事だと思うようになった。年明けくらいから気持ちを落ち着かせる薬(精神薬というと大袈裟で、湿布とか絆創膏くらいのものだと思っている)を服用し始めてから、心身の健康、というものが仕事や生活のパフォーマンスに与える影響は計り知れない。

そして今、この文章を打ち込むノートパソコンの挙動が遅くてものすごいストレスだ。キーボードにパタパタ打ち込むのに、入力されるのに若干のタイムロスがある。これが相当鬱陶しい。このほんの些細なことがうまくいくかいかないか、気持ち良くなれるかどうかを大きく左右するというのは、心身の状態の話と同じことだろう。
こうした「ちょっとしたストレスが全てを狂わせる」という話をすると、いつも予備校時代の教師の小話を思い出す。
「なんか頭痛いな、首も痛いな、というか全身の調子が良くないなと思って、お医者さんに診てもらったら、『眼にゴミが入ってますね。最近あんまりよくものが見えなかったでしょ? 取っちゃいましょうね』って言われて、そんなことで良くなるもんかいと思ってたら、嘘みたいに体の調子が良くなったんだよね。ほんと、人間ちょっとしたことで噛み合わなくなるのよね」
ぼんやり聞いていた話なのに、10年以上経った今でも思い出せることに、今自分自身で驚いた。

逆に言えば、ほんのちょっとしたきっかけで、人間良くも悪くもなるのだろう。明日もリポDを飲んで仕事をする。180円の少し割高な小瓶が、少しだけ元気をくれる。ファイト一発。ありがとう、大正製薬。自分の墓にはリポDを備えてほしい。盆にはリポDの瓶に乗って帰ってくるよ。

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