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政府の「コロナ全数把握の見直し」は中途半端?

先週、政府が「都道府県の判断で医療機関から保健所への発生届を高齢者らに限定できる」方針を示しましたが、今のところ4都道府県のみがこの方針に乗る決定をしたようです。
多くの都道府県が「周りの様子を見ている」と想像します。

全数把握については、必要と不要で意見も分かれています。
必要論もあるのになぜやめるかというと「発生届の入力が大変だから」です。

ですので、私は「全数把握の方法をもっと簡素化すればよいのに」と思っていますが、医療Dxもまだまだ進まないようです…

本日お伝えしたいのは、ある保健所長が指摘していたとても重要な問題点です。

現在、無症状~軽症の患者さんも含めてコロナ陽性患者は、保健所が管理しています。
「体調がどうなのか」「ちょっと状態が悪そうなので病院受診してください」など。

全数把握をしなくなった場合、このような「自宅待機の人たちのコントロールを誰がするのか?」という指摘です。
まさに、超重要な点です。
軽症の人が重症化した時に、マネジメントする人がいなくなります。

「家族・知人と連絡を取り合い、個人で何とかする」という方針ならばそれでも良いですが、そこまで考えていないと思われます。

是非、現場を知っている人間の意見を反映した施策を示していただきたいです

そうすれば、国民も、より納得し安心できるはず。

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