あなたのことが好きです。
って言われて嬉しくないひとっていないでしょう?
これにまつわる、この前あったちょっと嬉しかったできごと。
家の隣に、ネイルサロンができたの、最近。
イタリアのネイルサロンって大体中国人の方が経営していることが多くて、ここも例外ではなくて、3人くらいの中国人の女性が中にいるのが見えたの。
(留学生がネイル行くなんて贅沢するなと母に怒られました。その通りですごめんなさい。)
ウキウキしながら入ってみると、
わたしを担当してくれた女性が、あきらかに私にだけ対応が違ったのよね。
すごく明るそうな方だったんだけど、私には目を合わせてくれなかったり、うーん、さすがに察するじゃない?そういうのって。
定かではないけど、おそらく日本が好きではない方だったんじゃないかな。きっと反日教育を受けてきたとか、良くない日本人に会った経験があるとか、そういう感じなのかな〜って色々考えちゃって。
でもこのままずっと日本の印象が悪いのは悲しいから、どうにかして日本のこと好きになってほしいなって思って、こちらから積極的に話しかけてみることにしたの。
「イタリア語お上手ですね、イタリアに来てどのくらいなんですか?」
「中国、行ってみたいんですよね。綺麗な場所がたくさんありそう。」
だんだんと目を見てくれるようになって…
すると突然その方が
「中国、好き?」って。
だから私が「中国、だいすきです。」って答えたの。すると一気に表情が明るくなって、
「そうなの!びっくり。」って。
そこからはたくさんお話ししてくれて、
私のイタリア語まで褒めてくれたり、日本について聞いてくれたり、嬉しかった、、ほんとに。
でもね、中国にものすごく行ってみたいのは本当だけど、「中国がだいすき!」というほどの強い感情はそのときはなかったというのが正直なところ。
でも好きになりたい、という気持ちも込めて「だいすき」と伝えたの。
結果、良いことしか生まれなかった。
私はその方の印象がどんどん良くなっていったし、きっとその方の、日本人である私に対する見方もちょっとは変わってくれたんじゃないかな。
この方法が最善だったのかはわからないけど、
好きって言われて嬉しくない人なんていないじゃない?
家の隣のネイルサロンで起きた小さなできごとだけど、憎しみに勝てるのは愛しかないっていうのを自分の中で証明できた気がして、わたしの中でちょっと大切な日になったのよね。
ちゃお!
追記:
2ヶ月ぶりにこのネイルサロンに行ったら、その店員さんが私のことを覚えてくれてて、
「この子中国語もイタリア語もとっても上手なのよ!日本から来たの!かわいいでしょ〜」って店内にいた全員に紹介してくれました。
お互い名前も覚えて、今は仲良しです。
母ごめんなさい、また行きます。
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